なんと、100,000,000個以上の商品を販売
まずひとつは、Ankerが1億個の製品を出荷したということが、アンカー・ジャパンCEOの猿渡歩氏から発表されたこと。

2011年に中国でバッテリーメーカーとしてスタートした企業が、わずか15年で1億個の製品を世に出すまでに至ったということは驚きに値する。この15年、モバイルバッテリーは『IT業界の米』であったのだと思う。 そこを押さえ、信頼できる製品を作ろうと努力してきたAnkerが評価されたのだ。
ブランドをAnkerに統合。ロゴも変更
続いて、これは最後に発表されたのだが、リブランディングが行われた。
まず、アンカー・ジャパンのミッションは、「Empowering Smarter Lives(ハードウェアの力で人々の生活を豊かにする)」だったが、これを『Innovation, Faster.(革新的な製品をどこよりも早く)』に変更。
さらに、ロゴから稲妻マークを取り、フォントもさらにニュートラルなものに変更した。
これは、『バッテリーメーカー』から、さらに広い分野の製品を扱う総合的なメーカーへのアップデートを意図したものだと思われる。

さらに、Soundcore、Nebula、eufyなどのサブブランドを廃止、すべてAnkerへと統合される。

バッテリーのAnkerは、当初低価格帯の商品が多かったため、それ以外の商品と区別する意図があり、ブランドを分けていたらしい。しかし我々も、Soundcoreの商品のことを「Ankerのイヤホン」などと言っていたのだから、確かに今や統合された方が分かりやすい。
なお、今回発表された新製品は、まだ旧ブランドのままとなっており、今後順次更新されていくそうだ。
安全性の高い『ネオリチウムイオンバッテリー』発表
次は、ネオリチウムイオンバッテリーの発表。
昨今、一般にモバイルバッテリーが普及したことにより、炎上事故などが問題になっている。 航空機へのバッテリーの持ち込みなども厳しくなっているのはご存知のとおり。 その課題に対するバッテリーのリーディングカンパニーとしてのAnkerの回答が、ネオリチウムイオンバッテリーだ。

今回、Nano Power Bank(1万mAh・1万1990円)として、1モデルだけ発表されたが、『不純物排除バッテリーセル』『経年使用時の劣化低減』『厳しい試験をクリア』の3点を追及し、高い安全性を実現したとされる。

バーナーであぶっても燃えないし、リチウムイオンバッテリーの構造上、異常に困難な釘刺し試験にも100%耐えるという。

他社からは全固体電池や他の素材を使って安全性を高めたバッテリーが発表されているが、Ankerとしては過去のノウハウが十分に蓄積されているリチウム系バッテリーの安全性をさらに追求することで、現時点では最も安全なバッテリーを作ることができると判断したそうだ。逆に、新素材バッテリーは、まだ様々な条件下でのテスト、フィードバックの蓄積が不十分で、航空機への持ち込みも改善されているわけではないという点を問題視したという。

150倍の演算能力を持つ独自のAIチップ『Thus』
他にも、興味深い発表が相次いだ。
Soundcore Liberty 5 Proに搭載されたAnker独自のAIチップ『Thus』も興味深い。メモリ自体に演算機能を持たせることで「データの移動」を大きく抑えるCiM (Compute-In-Memory) を採用、消費電力を抑えながらノイズ処理における演算能力を約150倍に高めたという。
これが本当なら、他のコンピュータやスマホへの応用も気になるところだが、このチップがSoundcore Liberty 5 Proには使われており、ノイズキャンセリング、ビームフォーミング、エコーキャンセル、音声強調などの能力が飛躍的に高まっているという。

このThusを搭載し、高い音質、ノイズキャンセリング能力を実現。 さらに、AI対応、AI翻訳、録音文字起こしまでを可能としたSoundcore Liberty 5 Pro Maxなど、非常に気になる商品が数多く発表されたが、こちらはまた追ってレポートしたい。
新製品の名称、価格などはこちらをご参考いただだきたい。
(村上タクタ)
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