【追加情報】こちらで開発中だった『Magic TrackPad対応 タイピングベッド』をサンボル商会から発売しました!(2023年6月2日情報)
https://thundervolt.club/pages/typing-bed-magic-trackpad
だんだん、盛り上がってまいりました。ここでは要約をお伝えしますが、商品企画会議ライブYouTubeも面白くなってきましたので、ぜひご覧下さい(リンクは文末)。
私(タクタ)にしてみると、商品開発って、初めてなので勉強しながらですが、いしたにさんと矢崎さんに教えていただきながら、徐々にチャレンジする方向性などが絞れてきております。
(過去の経緯はこちら)
まずは何はともあれ、屋号のロゴを作りたい
あらためてご紹介すると、ブロガーにして内閣広報室IT広報アドバイザーのいしたにまさき( @masakiishitani )、編集者として週刊アスキーやEngadgetを盛り上げて来て、現在BALMUDAのエバンジェリストを務める矢崎飛鳥( @ACCN )、ThunderVolt編集長の村上タクタ( @ThunderVolt_mag )がタッグを組んで #サンボル商会 として、商品開発に取り組んでいくという企画。
最初の2回は話が迷走しがちだったが、いよいよ何を作るか? 何を作れるかが具体的になってきて、話が具体的になってきた感じがする。
まずはロゴの話。こちらは、タクタが作って来たラフを元にどういう方向性にするか、話を揉んだ。ちなみに、ラフはAdobe Expressで製作。シロウト仕事とはいえ、具体的なラフがあると、話が前進する。
具体的なイメージは『サンボル商会』という言葉からイメージされるような『コミカルでレトロなイメージ』だ。これはウェブサイトでも使うし、商品にも入れるかもしれないから、商品に入ってても恥ずかしくないクオリティのロゴにしたい。
大掛かりな製品はロット数が課題
続いて、商品内容に関する打ち合わせだ。
いろいろと調べた結果、金型が必要なプラスチック製のiPhoneケース、iPadケースや、スタンドを作ろうとすると数万個のオーダーが必要であることが分かった。
ちなみに、この落書きは筆者がiPadで描いたモノ。『無駄に上手い落書き』というヤツだが、あると話が前進しやすくなる。
1個1000円としても数千万円。今の我々に出せる金額ではない。また、ケーブル類の短いものも生産が難しいことが分かった。我々は『短いのなら安く作れる』かと思ったのだが、ケーブルは2km、3kmという長さの単位でオーダーするので、ケーブルを短くすればするほど、販売しなければならない本数は多くなる。両端のコネクターの取付工数なども同じなので、ケーブルはむしろ短い方が造るのが難しそうだ。
もちろん、既存の製品の色違いを作るなど、手立てはあるかもしれないが、これらの商品は難易度が高そうなので、機会が有れば……ということで、いろいろ考えながら後回しにしよう。
布製の『何か』
続いて考えたいのは布製品。
たとえば、小物入れ、ポーチ、ケーブル入れの類い。あと、カメラを包む布なんていうのも我々ならではのニーズというものがある。また、サンボル商会のTシャツなんかも作りたい。これらはちょっと相談するアテがある。その人物を次回の会議に呼んでみよう。
パームレストの新バリエーション
もうひとつ。
実は、筆者(タクタ)が、少し開発に携わってる商品があったことを思い出した。
HHKBユーザーにおなじみのバード電子のパームレストという商品があるのだが、このパームレストが最近大幅なモデルチェンジを行った。このパームレスト、以前は無垢材だったのだが、最近合板になったのだ。名称もタイピングベッドに変わった。
無垢材の方が雰囲気はいいが、合板の方がひずまない。湿度が変わったとしても合板ならひずむ心配がないのだ。そして、合板にすることで、従来と違った加工を行える。
その第一弾の商品が、いしたにさん発案の『ふせんポケット付き』だ。
バード電子の斉藤社長に、新型タイピングベッドと『ふせんポケット付き』に関する取材をしていた時に「他になんか、作ってみたいアイデアない?」と聞かれて、「今、分割式キーボードの間にトラックパッドを置いて使ってるのだけれど、同じようにトラックパッドを置けない?」というアイデアを出していたのだ。
この製品はすでに、試作が済んでおり、筆者も日々便利に使ってる。
商品としては、「HHKBとMagic Trackpadを使ってる人にしかニーズがない」というマーケットの狭さはあるが、両方を使う人にはとても便利な製品だ。また、ノートパソコンの上にHHKBを載せて使う、いわゆる『尊師スタイル』ユーザーにも役に立つ。
こちらを、バード電子斉藤社長にお願いして、サンボル商会で販売するようにさせていただけないだろうか? というワケでこのプロジェクトも進行することになった。
高さのあるタブレットスタンド
もうひとつ気になる商品がある。
大阪のfilamentの角勝さんが作る、縦列配置用ディスプレイスタンドWing Binderだ。筆者と、矢崎さんはレビュー用にこの製品を使っていたのだが、シンプルな構造なのに便利であることに感銘を受けた。
これを、単にサブディスプレイ用スタンドとして使うのではなく、タブレットやスマホ用スタンドとしてリメイクできないか? ご存知のように、タブレットやスマホを使うために頭をかがめるのは、肩や首の大きな負担となっている。本製品をアレンジして、汎用のタブレットスタンドは作れないだろうか?
これについては、角さんの協力を仰いで開発できるとベストだ。
革製のサコッシュとスマホホルスター
ThunderVoltの運営会社であるヘリテージには、Lightningや2ndというファッション誌があり、そちらでもサンボル商会のように、オリジナルギアを開発している。そちらでお付き合いのある会社の協力をあおいで、革製品の開発をすることができるかもしれない。
ひとつにはスマホ、モバイルバッテリー、タブレット、マスク……など、昨今増えた身の回りの品を入れる、洒落たサコッシュのような製品が作れないか? また、iPadを入れるスリーブみたいなものも欲しい。ホルスター型のiPhoneホルダーなんかもいいかもしれない。
年々大きくなるスマホをどうやって持つかは大きな課題だ。男性だと、パンツのお尻のポケットに入れる人が多いと思うが、iPhone 14 Pro Maxのような7インチ近い製品になるとかなり邪魔だ。座るたびに取り出していると紛失の原因にもなる。身体の側面のポケットというのがひとつの解だとは思うのだが、なかなかスタイリッシュなものがない。そこでファッションブランドの力を借りて、作れないかと思うのだ。
次回会議は4月12日!
というわけで、現在俎上に上がっている商品は4タイプ。
・布製の『何か』
・トラックパッド対応タイピングベッド
・Wing Binderベースのタブレットスタンド
・革製のサコッシュ、スリーブとスマホホルスター
これらの商品を開発しつつ、『サンボル商会』のロゴを作ったり、ウェブサイトを作ったりしていきたい。
次回の会議は、4月12日。それまでにも、ThunderVoltで途中経過を楽しみにしていただきたい。
(村上タクタ)
(会議全体の詳細はこちら。だいぶ盛り上がってまいりました)
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