書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

現代人の必需品、Thunderbolt SSDを試す【OWC Envoy Pro SX】

コンピュータの乗り換えが簡単になった今、何より大切なのはデータであることは言うまでもない。クラウドは便利だが、ライフタイムで見ると手元にデータを置いておくのは大切。ということで、SSDは現代人にとって必需品だと思うのだが、案外普及していないので、筆者の愛用しているSSDをご紹介しよう。

大切なデータ。どこに保存してる?

みなさんは、大切な写真や、動画、書類などをどこに保存されているだろうか? もし、パソコンの中だけだというならすぐに考えを改めた方がいい。パソコンのHDDやSSDの寿命は、数年。利用しているうちに壊れてしまうのはある意味必然と言っていい。

クラウドサービスも便利だし、筆者も推奨はしてきたが、絶対に安全かと言われれば、微妙。たとえば、今回のロシア・ウクライナ紛争のような事態が発生した際に、敵対した国からクラウドストレージにアクセスできなくなる可能性は十分にある。また、何らかの事情で(冤罪だったにしても)アカウントを停止されると、自分のデータにアクセスできなくなる……という可能性も皆無ではない。

これらのクラウドサービスのアカウントが停止されると、自分の家族写真さえ見られなくなる人もいるだろう。

そう考えると、やはりローカルにもデータは置いておきたい。

Mac本体のTime Machineバックアップも、HDDよりSSDに置いておいた方が、短時間で完了するし持ち運びもお手軽だ。

そんなわけで、筆者がお勧めするのがSSDの運用。今のところ少々高価なのが問題だが、データストレージとしても、バックアップの保存場所としてもベストな存在だ。

そんなSSDの中でも勧めたいのがOWCのSSD。高価ではあるが、速度はピカイチ。最新モデルのOWC Envoy Pro SXは、IP67の防水・防塵性能を持っており、万が一の水濡れの場合にもデータを保存する可能性が高い。

OWC Envoy Pro SX
http://owcdigital.jp/WP/envoy-pro-sx/

一般的なHDDの1/100の時間でデータを読書き可能

サイズ的には(古い表現だが)タバコより少し小さいぐらい。113×70×16mmという寸法だ。アルミ削り出しの強固な本体に収められており、取り外し可能なThunderbolt 3パッシブケーブルで接続する。

公称の接続最高速度はなんと2847MB/s。

これはそんじょそこらのSSDの10倍ぐらい速い。

ちなみに、普及しているHDDが数十MB/sぐらい。そして、一般的なSSDが2〜300MB/sぐらい。従来のHDDで1時間かかっていたデータのコピーが、数十秒で終わるという程の速度差だ。

映像編集で大きなデータを日常的に扱う人、写真のバックアップを取っておきたい人、MacのTime Machineのバックアップに使いたい人にとてもお勧めだ。

一番の弱点は価格で、240GBで2万2000円、480GBで4万4000円、1TBで6万3800円、2TBで9万6800円(ぞれぞれ税込)となっている。とはいえ、この障壁さえ乗り越えれば極上の使い心地と、作業効率が待っている。必要性を感じた方は、ぜひ検討してみていただきたい。

ちなみに、今回、OWCの輸入元のイーフロンティアから、読者プレゼントとして240GBモデルを1台ご提供いただいた。以下のTwitterからぜひご応募を。

Twitter
https://twitter.com/ThunderVolt_mag/status/1561653031045038082?s=20&t=MYnnip0vlrkMyIvdLL3pLA

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

Pick Up おすすめ記事

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...