ワークブーツでありながら軽量で快適。“道具としてのブーツ”を極めた「SURE BOOTS」の機能美

言わずもがなブーツは我々にとっての必需品だ。だからこそ、多様なブランドとプロダクツが存在することは既知のことと思う。しかし、“ワークブーツ”という道具に、ここまで実直に向き合った1足が今までにあっただろうか。その気取らない美しさを見よ。

どこまでも素朴で武骨 それでいて軽量で快適

日本有数の革靴産地である浅草に自社工場を構える「シュアブーツ」。アメカジはもちろんアメトラにも精通する代表の鈴木英明さんは、これまで自身の別ブランド「ブラザーブリッジ」などで、クラシックなカジュアル靴の製作も手がけてきた。

そんな鈴木さんが「シュアブーツ」で目指すのは、“道具としてのワークブーツ”をストイックに突き詰めること。革靴好きを満足させるための過度なディテールや贅沢な素材を用意することなく、むしろ削ぎ落とすことでワークブーツの本質に迫ったものづくりを実践している。

それによってある意味で、自らを誇示する男らしさではなく素朴な上品さを獲得している点も、ドレス靴も知り尽くす鈴木さんらしい表現だ。

しかし、デザインのストイックさは「シュアブーツ」のひとつの側面でしかなく、同ブランドが最もこだわっているのはあくまで機能性。肉厚なオイルドレザーやビブラム社製のフラットソールなど、素材選びによる耐久性を突き詰めながらも、驚くほど軽量。

さらに、大手スポーツメーカーでも採用されている通気・消臭性や抗菌効果に優れたインソールを使用。クラシカルな外見を一切損なうことなく、最新の部材をさりげなく取り入れていくその試みによって、現代におけるワークブーツの本質を表現する気鋭のブランドだ。

サイのマークがブランドのアイコン

「武骨」「タフ」といったシュアブーツのイメージを象徴するサイがアイコンだ。インソールでその姿を確認でき、マハウトのモデルのみヒールにエンボス加工であしらわれる。

ワークブーツならではの重厚な先芯

本格ワークブーツに欠かせないひとつの機能、先芯だろう。足馴染みや軽量化を意識して省略されることも多いが、シュアブーツは一般的な革靴の2倍近い厚みの先芯を搭載。それでいて驚くほど軽い。

穿きこむほどにアジが出る茶芯のオイルドレザー

素材に使用しているのは、姫路の技術で作られた肉厚な茶芯レザー。1940年代ごろのアメリカ製ブーツに見られる雰囲気を踏襲している。革の芯まで染み込ませたオイルによる土臭い経年変化も魅力。

実用重視のフラットソールとインソール

高い歩行性を担保するビブラム社製のフラットソールはアメリカンワークブーツらしい“白”。大手スポーツメーカーでも使われているPOLIYOU®インソールでムレずに快適。

「SURE BOOTS」のブーツラインナップを紹介

GRIDLEY(グリッドリー)

エンジニアブーツらしいバックルの意匠と、ローパーブーツのシンプルな履き口を掛け合わせた定番モデル「グリッドリー」。武骨さと品の良さ、その絶妙な塩梅を表現する1足。82,500円

WILSON(ウィルソン)

ベースはUSネイビーのサイドゴアブーツ。大胆に取られたフロントのレザーによって、サイドゴアならではの包み込まれるような快適なフィット感を実現する「ウィルソン」。69,300円

MAHOUT(マハウト)

ホールド感と快適性にこだわった、アンクル丈のチャッカブーツ「マハウト」。踵内側のライニングを排し、外側にカウンターポケットを設けることで、抜群の耐久性と履き心地を両立する。66,000円

【問い合わせ】
ザ ジン フットウェア クラブ
TEL03-5830-3102

この記事を書いた人
パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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