本場アメリカでカバーオールの着こなし達人捜査網!

アメリカは西海岸、ロサンジェルスの北にあるパサデナで年に2回開催されるLAヴィンテージランデブーというヴィンテージ古着のビッグイベントに参加してきた。本誌特集がカバーオールということもあって、ついついカバーオールをハンティングしていた。そして予定外の思いつき企画。カッコいい着こなし達人をたくさん見つけた。すると、なんとなく傾向が掴めてきた。詳細はコメントをチェック!

Daniel Fennessy/Designer

西海岸屈指のヴィンテージイベントにお宝を探しに来るだけあって、着用していたカバーオールも超お宝級。胸のポケットが簡略化されたいわゆる大戦モデル。チノパン+白Tにラフに腕まくりした、シンプルコーディネイトが勝手に選んだベストドレッサー。見事なコーディネイトだ。袖口の緩いカバーオールは腕まくり&バングルなんだね!

Aram Vanerian/Jewelry Designer

ヒッコリーのカバーオールを洗い晒しで羽織る、この気慣れた感じがたまらん! 注目は着丈。ちょっと丈が長めのGジャン? というぐらいの短い丈。Brutというフランスの有名ヴィンテージストアのオリジナルレーベルで、リメイクしたカバーオール。意図的に着丈も詰められている?

Adam/Artist

1980sカーハートのワークコートはいま、世界中で高騰しているネオ・ヴィンテージ。白パン+白Tに2トーンのアウターという、とても考えられているのか、ナリユキなのか判断が付かないくらいのナチュラルコーディネイト。「若い頃からずっと着ているんだぜ」とは言わなかったが、そう感じさせてしまう馴染みまくりの着こなしは中年男性の鑑。

Joshua/Physical Therapist

フレンチのヴィンテージワークジャケットのサイズ感に注目! やや大きめを着るのが昨今のトレンドだが、あえてジャストフィット、いやタイトフィットを太めのボトムスに合わせるヤングジェネレーション。小柄な体格には、このくらいがいいんだと教えてくれる。フェードやダメージが激しいものはタイトな方が決まる。短い丈が野暮ったさを消す。

Doug/Double RL

アメリカヴィンテージ界の重鎮であるダグさんは、ご存知Double RLのヴィンテージ部門。重鎮なのにピースサインで陽気に応じてくれるところが、彼のカッコいいところだ。コーディネイトも溜息が出るほどの素晴らしさ。我々がどうのこうの言える相手ではありません。細部までよーく見て真似してみてはいかが。笑顔とピースも真似しましょう。

Justin/American reboot

アメリカ・ヴィンテージディーラー界の若手注目株。1942年採用のアメリカ海兵隊のdダックハンターカモを平和に着用。太い袖口のもたつきをロールアップで解消しつつ、リバーシブル面の迷彩をチラ見せ。両面カモのM-1942はどうしてもコレをやりたくなってしまう気持ち、わかる。腕まくりには時計とアクセサリー。これが鉄板。

Sarah/American reboot

上のジャスティンと一緒にヴィンテージディーラー業を営むサラ。着ているのはゴリゴリの大戦モデルのチョアジャケット(編集長・松島、購入を試みるも金額で断念……)。パッチワークデニムでインディゴの濃淡を上手に表現しているあたり、さすがヴィンテージプロフェッショナル。フェミニンな足元もステキ。

Nick 13/Musician

明らかにカットオフしたエンジニアジャケット。個性の強い人だなぁと思ったら、人気ミュージシャンだった。F難度のカスタムをサラリとこなす上級カバーオーラーだ。想像するに、自身のタトゥー込みでコーディネイトを考えているのでは? 短丈ジャケットを着たら、ベルトに存在感を持たせるといいのか! 自由奔放、ゴーイングマイウェイ。

Lloyd/Sugar Shack Vintage

年季の入ったヴィンテージディーラーであるロイドは、デニム・オン・デニム。US ARMYのデニムプルオーバーは第一次大戦期のシロモノだ。100年経っても着ていられるタフな1着はタフガイにはピッタリ。プルオーバーならオンリーでコンプリートしちゃう。レプリカも出ているので2着目、3着目に狙いたい。

Dawn Karberg/Surgery guest service

50年前からアメリカにいたんじゃないか? と思うほどアメリカントラディショナルなデイリーカジュアル。コレが日本人が憧れたリアルアメリカンスタイルではないだろうか。ずっとそのままでいて欲しいな、って思いながらグッドスマイルをいただいた。ワバッシュカバーオールのフェードが楽しみなので、また逢いましょう。

Joshua

ミリタリーイシューのUSMCのP53にゴージャスなターコイズネックレス&バングル、胸のブローチも見逃せない。シンプルなミリタリーにはこのくらい強めのアクセサリーで主張するのもありなんだなぁ。そして、締めはビーバーハットで。ボトムスにブルーデニムではなくホワイトデニムを選んだ感性をリスペクト。

(出典/「Lightning 2026年4月号 Vol.384」)

この記事を書いた人
松島親方
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松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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