素材と対話して生まれた、誠実な1着。「トーナイ」のウールカシミアカーディガン

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「『2nd』のYouTubeで、古着のコンテンツ「古着道楽」が始動しました。ヴィンテージの魅力を掘り下げるのはもちろん、古着好きの“気になる”を追いかけます」と語る編集・なまためがお届け!

トーナイのウールカシミアカーディガン

朝晩の空気がひんやりしてきて、ようやく秋を感じるようになってきました。僕はかなりの暑がりで汗っかきなので、この季節を毎年待ち望んでいます。

いろいろな服を重ねて着られるのも、秋の楽しみのひとつ。でも、そんな季節には悩みもあります。それが“暖房問題”。外は肌寒いのに、電車や室内は暖かくて、すぐに汗ばんでしまうんです。少し急いで駅まで歩いたあとに乗り込むと、もう汗が止まらない。そんな経験を毎年のように繰り返しています。だからこそ、普段から体温調節がしやすい前開きの服を選ぶようにしています。

もちろん、独特なシルエットが好きなのでプルオーバーも着ますが、ニットやスウェットに関しては断然ジップやボタン派。そんな僕の“前開きコレクション”に新しく仲間入りしたのが「トーナイ」のカーディガンです。

一見シンプルな黒のニットですが、よく見ると目落ちやほつれのようなディテールが施され、人の手で編まれたような温かみがあります。襟付きで4つポケットのデザインも魅力的。ウールとカシミアを撚糸した贅沢な素材は、着込むほどに柔らかく肌に馴染みます。袖を通すたびに素材の良さを実感できる、そんな安心感も魅力のひとつ。「トーナイ」らしい、素材への探求心と誠実なものづくりが感じられる1着です。

2022年、わずか1型のコートからスタートした「TOHNAI」は、素材と真摯に向き合うことを軸にものづくりを行うブランドである。糸の選定から生地の開発に至るまでデザイナー自らの手の届く範囲で行い、素材そのものが持つ魅力を最大限に引き出すことを目指している。襟付きのボタンカーディガンは黒のシンプルなボディにほつれや目落ちのディテールを施し、手編みのような温もりを感じさせる1着。5万2800円(トーナイ info@tohnai.jp)

「マーガレットハウエル」をはじめ、様々なブランドで経験を積んだ藤内裕司さんが手掛ける2022年にスタートしたブランド。

裾やポケットなど、ほつれや目落ちといったディテールが施されている。シンプルながらも、さりげなくフックの効いたデザインだ。

素材はウール94%、カシミア6%の柔らかな生地。肌触りが良く、着るほどに肌に馴染む上質な風合いが魅力な1着だ。

(出典/「Lightning 2025年12月号 Vol.380」)

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なまため
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なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
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