2ページ目 - 古着Tの価値は? タグの見方から年代の見極め方も教えます! ハーレーダビッドソン人気絵柄図鑑。

豚|“H-D”Tシャツの異端にして愛されモチーフ。

1920年代、H-Dのレーサーたちがレース勝利後にマスコットの子豚を抱えてウィニングランをしたという逸話から、H-Dのバイクは「HOG(ホグ)=豚」の愛称で呼ばれている。硬派一辺倒ではない、ユニークなビジュアルはコレクション性も抜群だ!

1980年代製Unkown・1万7380円(フェイク アルファ TEL03-3404-0168)

1980年代製ANVILボディ・4万9500円(ハスキー原宿 TEL03-6712-6922)

バイク|バイクモチーフに、ハーレーの鼓動が宿る。

ヴィンテージのH-DのTシャツの中でも、最も直球で、最も熱いモチーフが“バイク”そのもの。パンヘッドやショベル、エボリューションといった各年代を象徴する名車を描いたTシャツは、H-Dファンにとっては、実際に着て語れる特別なアイテムとなる。H-DのTシャツを語るなら、まずはこのモチーフを着ることから始めよう。

1990年代製Unkown・6900円(デザートスノー1号店 TEL042-727-3660)

1990年代製HOLOUBEKデザイン“H-D織りネーム”・1万6280円(ピグスティ 原宿店 TEL03-6438-9969)

1990年代製3D EMBLEMデザイン“H-D織りネーム”・1万5000円(グリーフル原宿店 TEL03-6427-6039)

知っておきたいヴィンテージ“H-D”Tシャツのボディ&デザインメーカー。

ハーレーダビッドソンのヴィンテージTシャツは、年代によって使用されるボディとデザインにも個性が宿る。そこで数々のプリントTシャツを陰で支えてきた、アメリカを代表する“名門ブランド”を紹介しよう。

1970s〜 Champion

アスレチックスポーツブランドであるChampion社のバータグボディ。’70年代〜’80年代初頭まで、H-D社のプリントTのボディに使用。

1970s〜 HANES BEEFY-T

H-D社のプリントTシャツのボディでも人気の高いHanes社“BEEFY-T”。このタグは1970年代後半から1980年代初頭までの意匠。

1980s〜 HANES BEEFY-T

タフなボディ生地で人気を博すHanes社の“BEEFY-T”は、’80年代でもよく使われていた。そのタグはトリコロールカラーへと大幅に変化。

1990s~ HANES BEEFY-T

H-D社は1990年代になると自社製品の衣類に、ブランドロゴ入りの織りネームを採用。そのボディはHanes社の“BEEFY-T”製だ。

1980s〜 SPEED LIMIT SEVENTY

1980年代にH-D社のプリントTを手掛けたSPEED LIMIT SEVENTY社。このメーカーはスーパーカーなどのモータースポーツ系のプリントTも手掛けていた。

1990s~ HOLOUBEK Inc.

HOLOUBEK社は1990年〜2000年代にかけてH-D社のライセンス契約を受けて、ロゴマークやバイクをプリントしたTシャツを製造・販売した。

1990s~ 3D EMBLEM Corp

’80年代からH-D 社のライセンスを受けてプリントTを手掛けた3D EMBLEM社。’90年代からは、H-D社の織りネームのボディでTシャツを展開していた。

年代判別はTシャツのここをチェック。

ヴィンテージのアイテムを手に入れると、やはりその製造された年代を知りたくなるというもの。そこで年代判定の目安として、覚えておきたいポイントを紹介しよう!

グラフィックに入るコピーライト(権利表記)。

H-D社の製造ライセンスを受けたオフィシャルTシャツは、大抵の場合、グラフィック部分のコピーライト(権利表記)に年代が入ることが多い。

裾のステッチで年代をざっくり判別

細かな年代までは特定できないが、およそであれば裾のステッチの仕様で判別できる。H-D以外のヴィンテージTシャツにも応用できる。

1990年代前半までシングルステッチ

1990年代後半からダブルステッチ

この記事を書いた人
ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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