久しぶりに“こいこい”がやりたくなった、大石天狗堂の復刻地方札“金時花”。

購買意欲旺盛に最新アイテムを買いまくるLightning編集部員が、これぞ! と思っておすすめするアイテムを紹介。今回は「年齢を重ねるほど一年が早く感じるのはなぜ? 一説には人生にトキメキが無くなったから早く感じるのだそう……。やっぱ人生にはトキメキが必要なんだよ!」というライトニング編集部のミリタリー&ストリート担当・ADちゃんが学生時代によく遊んだという花札を紹介!

大石天狗堂の復刻地方札“金時花”

日本の特定地方で独自に発展した花札は「地方札」と呼ばれている。この復刻地方札「金時花」を手がけるのは、江戸時代の1800年(寛政12年)に創業した、京都の老舗かるた製造卸販売を行う大石天狗堂。現在の花札と似て非なる絵札のラフな意匠に注目。4180円

年末に私の母校である文化服装学院の仲間たちと一緒に忘年会を開催した。もう28年の付き合いとなる仲間たちは皆よい歳の取り方をしていて、顔を合わせればすぐに当時の自分たちに戻れる。そんな青春時代を共に過ごした仲間たちとよく遊んでいたのが、なぜか花札だった。校舎の溜まり場に各々が自由に集まり「こいこい」をよく遊んでいた。

その時は花札のデザインに対して特に思うことはなかったが、歳を重ね、昔遊んだときのことを懐かしく思うと、花札の意匠にグッときてしまう。花札は一組み48枚で構成され、1年を12カ月に分けて、各月ごとに4枚の花鳥風月(自然の美しい景色)が描かれている。

また日本に地域によって花札のデザインが異なるそうで、今回手に入れたのは四国徳島地方で使われていた地方札の復刻品で、金太郎の鬼札(ジョーカーのようなもの)が入っていることから“金時花”と呼ばれている。現在の花札とよく似ているが、絵札に月の数字が書かれているのが特徴だ。これだと初心者も各月の絵柄を覚えやすいかもね。なので年末年始は花札に勤しもうかと思ってます。

1月から12月までの花鳥風月を描いた花札。遊ぶだけじゃなく、額装して飾ってもいい雰囲気になりそうだ
「金時花」は金太郎の鬼札が付属するので1組み49枚の構成。どんな絵札でも喰うことのできる万能札として使える
花札は裏貼り仕上げ。裏貼りは水分を含んだ糊を使用する為、貼る時は伸びた状態だが乾燥する縮むため反った形状となる
普通の花札と比べてパッケージは桐箱入りとなっているのでちょっと嬉しい。湿気を嫌う花札にちょうどいい!

【DATA】
大石天狗堂
TEL075-603-8688
https://www.tengudo.jp/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

Pick Up おすすめ記事

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。