2ページ目 - ミリタリージャケットの変遷を辿れ! アメリカ空軍の代表アウター、フライトジャケットは素材が変化し新時代へ。

1951年 “エアフォース・ブルー”を纏ったL‒2A、B‒15C、N‒2A、N‒3Aが登場

独立して組織化された米空軍がシンボルカラーであるエアフォースブルーを纏って採用したL-2A。挑戦戦争が始まった’50 年からテストを開始。テストサンプルは洗浄にも送られ、’52年に制式化
米陸軍航空隊から独立して組織となった米空軍が、B-15Bを改良して採用したB-15C。ファスナーが中央に変更されたのも特 徴だ。L-2A、N-2A、N-3Aと同時期に採用
N-2シリーズの第2世代であるN-2A(MIL-J-6278)は’50年代初期に採用され、フライング・トラウザーズD-1Aと組み合わせるとスーツになる、ヘビーゾーン用のモデル
N-3シリーズの第2世代として開発されたのがN-3A。エアフォースブルーが特徴的で、フライング・トラウザーズのF-1Aと組み合わせるとフライング・スーツになる

1953年 朝鮮戦争終結

1953年~1955年頃 L‒2Aの改良型としてL‒2Bが登場

事故時の脱出後の迷彩効果や上空での太陽光吸収など問題から、エアフォースブルーに変わってシルバーグレーを採用。L-2AはL-2Bに変更された

1953年~1955年頃 B‒15Cの改良型としてB‒15Dが登場

B-15C の後継モデル。朝鮮戦争後に大量の航空機などを保有し始めた米陸軍もフライトJKTを必要とし、米空軍のB-15Dを はじめとするジャケットやスーツを使用した

1953年~1955年頃 N‒2Aの改良型としてN‒2Bが登場

朝鮮戦争が終わってエアフォースブルーから飛行服指定色をセージグリーンに変更。それに伴ってN-2Aの後を継いで採用 されたのがN-2Bだった。MIJ-J-6278AからEまで生産された

1953年~1955年頃 N‒3Aの改良型としてN‒3Bが登場

N-3Aからの流れを汲んで開発されたのが、N-3Bの第1世代となるMILJ-6278B。以降、第11世代となる’70年代のMILJ-6278Jまで生産された

1955年 インドシナ戦争の終結後、ベトナム戦争が勃発

1955年 B‒15Dの機能性をさらに進化させたMA‒1を採用

インターミディエイト用のフライトジャケットとしてB-15シリーズの流れを汲んで’50年代中期に登場したMA-1。’80年代まで生産され続けた

1955年頃 B‒15A~Dシリーズを改修したモディファイドモデルが登場する

米空軍補給軍団のデポまたは空軍配給センターによって、ムートン襟をニットリブに改良した“モディファイド版” =新ウエアのテストが作られた。これはB-15全タイプの在庫全てに実施した

1960年代 MA‒1の第5番目のモデルとして裏地がオレンジとなったMA‒1 Dタイプが登場。以降はFタイプまでアップデートされていく

オレンジのライニングを持つMA-1は、第5世代のMIL-J-8279Dから。事故時に脱出した際、飛行士の発見と救出を容易にするために’60年代から米空軍はレスキューカラーとして採用し始めた

1965年 アメリカがベトナム戦争へ本格的に軍事介入する

1975年 ベトナム戦争終結

(出典/「Lightning 2024年1月号 Vol.357」)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

大人の夏はゆるくてこなれ感があるコーデが気分。“アジ”のあるピグメントTとデニムさえあればいい

  • 2026.04.17

ハナから古着みたいに着られる、アジのある服が大好きだ。「ジムマスター」が今季推すピグメントTとデニムも、加工感が素敵。いい“アジ”を知り尽くすふたりも、どうやら気に入ったご様子です。 「MIA MIA Kuramae」ヴォーンさんは、ピグメントTにオールインワンを着崩して合わす! 色ムラによる古着ラ...

Pick Up おすすめ記事

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

これまでで一番“アイビー”なクラークス誕生! 2026年春夏の新作にペニーローファーやボートシュー ズも登場

  • 2026.04.27

「クラークス」が2026年春夏の新作として発表した「デザートアイビーコレクション」。ブランドのアイコンである[デザートブーツ]や[ワラビー]、[デザートトレック]はアイビーらしい配色に落とし込まれ、アイビーの定番靴であるペニーローファーやボートシューズも顔ぶれに加わる。英国、アメリカ、日本。各国のカ...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...