いま注目の東京のブリュワリー3選。どこで飲めるかも紹介!【東京クラフトビール図鑑】

ブームを経て、もはや定着したクラフトビール人気。東京でも続々と新しいブルワリーができている。ここでは注目のブルワリーを3つピックアップ。ブルワリーや、系列の飲食店で飲むことができるのでぜひ訪れてほしい。

1.“ブリューパブ”はないけれどちょい試飲ができるブリュワリー「ディスタント ショアーズ ブルーイング」(所沢)

大きな2400ℓのタンクが並ぶブリュワリー。元々2階があったようだが、タンクが入らなかったので、1階の天井を取り払ったそうだ

システムエンジニアとして活躍していたイギリス出身のマイケルさんが、自分が飲みたいビールを作りたいと、「ディスタント ショアーズ ブルーイング」をスタートさせたのが2017年のこと。アメリカンスタイルが好きだそうで、マイケルさんが作るビールのラインナップはそんなスタイルが多い。特に得意としているのが、ニューイングランドIPA。最近のお気に入りはニューイングランドを使ったヘイジーなサワーIPAだという。

「うちにはレギュラービールはなく、その時々の季節に合わせて様々なスタイルのビールを作るんです。同じ商品でも、夏バージョンは使用するホップを変えたりとアレンジしているんですよ」

とマイケルさん。ビール作りにもシステムエンジニアとしての才能が活かされている。

ブリュワリーの隣にあるテイスティングルーム。8タップ繋がっており、常に異なるビールを楽しめるのが魅力だ。テーブルと椅子が置かれ、ここで飲むこともできるし、テイスティング日は、外にもテーブルを置き、スタンディングでも飲める

「ビールの製造に関して、コントロール制御システムをすべて自分で設計し、作り上げました。いまはほとんどApple Watchで操作しているんです」

と大手企業も顔負けのビール作りを行っている。日曜日のみこの場所でテイスティングルームをオープンして、その週に作ったビールを解禁。またIBREW新橋店など、都心にも多く卸しているので、見つけたらぜひ一度味を試してみてはいかがだろう。

ジュース竜巻

ニューイングランドIPAのビール。柑橘系の酸味と甘みをバランスよく配し、飲みやすい仕上がり。アルコール度数は7%とやや高め。

ニューイングランドIPAのビール。柑橘系の酸味と甘みをバランスよく配し、飲みやすい仕上がり。アルコール度数は7%とやや高め。

コンニチワマイケルデス!

マイケルさんの名前を付けたユニークなビール。彼が好きだというアメリカンIPAのパンチのある仕上がりに。程よい苦みがビールらしさを演出。

【DATA】
ディスタント ショアーズ ブルーイング
東京都東村山市秋津町3-14-2
TEL042-306-4242
営業/13:00〜18:00
休み/月〜土曜
http://distantshoresbrewing.com

2.知る人ぞ知る杉並区久我山のブリュワリー。「マウンテンリバーブリュワリー」(杉並区)

ミニマムな工房ながら300ℓの発酵、熟成タンクが4機も揃う。ほぼ毎週のように仕込みが行われ室温管理や機材の清掃など、ブリュワリー内は休む間もなく稼働しているのだとか

マウンテンリバーブリュワリーは2018年4月に設立された杉並区久我山に工房を構えるブリュワリー。久我山の「山」とすぐ近くを流れる「神田川」から名付けられた。

ほぼ毎週のように仕込まれるビールは定番とシーズナルで合わせて5種以上。ビールのスタイルにこだわらず、クラフトビールに飲み慣れていない人でも馴染みやすい飲み口の優しいビール、そして地域に根付いたビール作りを目指しているという。

毎週土曜日のみブリュワリーの前のスペースの一角を借りて「ビアテイクアウェイ」として作りたてのビールをグラスとボトルで販売
定番ビールの1つである「久我山ゴールデンエール」は地元のお客さんにも人気。ボトルビールの瓶詰めもすべてこの工房で仕込まれている

みかんブラン

愛媛産のみかんを副原料に使用したほんのり香るみかんとホップのフローラルな香りが爽やかな印象のホワイトビール。

リードイングルーヴ

ローストモルトのコーヒーを思わせる芳醇な香りにホップの苦味が感じられるポーター。重さを感じさせない黒ビール。

【DATA】
マウンテンリバーブリュワリー
TEL. 非公開
営業/イベントなどで不在にしない限り、毎週土曜14:00〜18:00(夏季時間)のビアテイクアウェイ
休み/日祝日
http://www.instagram.com/mountainriverbrewery/

3.地域に根付いた大田区発のビール工房。「ハネダブルワリー」(大田区)

東京都大田区の町工場の跡地に2014年に誕生した羽田ブルワリー。取締役の鈴木祐一郎さんは行政書士の資格を持っており、これまでに全国のクラフトビールのブリュワリー開業に大きく携わってきた人物。ここではオリジナルビールの他、地域に根付いた大田区発のビールの開発から生産まで行われている

東京・大田区に工房を構える羽田ブルワリー。厳密に言えば、住所は羽田ではないが空港に近い立地とアクセスを活かして外国人にも覚えやすいように羽田の名前を冠したという。

そのラベルも羽田空港をイメージした羽田ペールエール、IPA、ヴァイツェンは定番人気で日本を代表するお土産としても愛されている。また、大田区のお土産100選にも選出され、黒湯ビールなど地域に根付いたビール作りを目指している。

直営店で販売されるボトルビール。大田区福祉施設に委託する瓶のラベル貼り以外、レシピから瓶詰めまですべて同じ工場内で作られる
羽田ブルワリーのビールは蒲田にある直営店、羽田バルで飲むことができる。こちらは羽田バルで販売されるボトルビール。大田区福祉施設に委託する瓶のラベル貼り以外、レシピから瓶詰めまですべて同じ工場内で作られる

ペールエール

柑橘系のカスケードホップを使用し、苦さを控えめにモルトの味わいを大切にしたペールエールは定番として愛されている。

黒湯ビール

黒湯の源泉が湧き出る大田区の特性をビールで表現した「黒湯ビール」。しっかりとローストされた芳醇な香りとコクが魅力。

【DATA】
羽田バル
東京都大田区西蒲田7-41-8 エクセルピア西蒲田2F
TEL03-6424-7716
営業/11:30〜22:30

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

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