【東京クラフトビール図鑑】ホームブルーイングを気軽に体験できる醸造所「シェアードブルワリー」(八王子)

ビール好きならば一度は自分でオリジナルビールを作ってみたいと思ったことがあるはず。そんな夢をかなえてくれる場所が東京都八王子市にあった。「シェアードブルワリー」では、自分の好みのレシピでビール作りを体験できる。作る工程を経験することでより知識が深まり、今後のビールへの向き合い方や味わいも変わってくるだろう。

楽しみながらより知識を深められる、貴重なビール作り体験が可能。

発酵、熟成に必要なタンクは120ℓの容量を持つ1バレルタンクを使用。毎月、レシピを変えたビールを仕込むため適度なサイズ

2017年9月にクラフトビール専門店として始動した東京・八王子市発の「シェアードブルワリー」。カウンター4席、テーブル席合わせて15人ほどがゆったりと座れる店内。併設された工房はガラスウィンドーで仕切られ、ビール作りの現場を覗きながら、ここで作られたビールを味わうことができる贅沢で臨場感のある空間が特徴だ。

店内奥には工房を望むことができる広々としたタップルーム。8つの自社タップを持ち、月ごとに変わるオリジナルビール常時5種以上を味わえる

「ここはクラフトビールを味わえるだけでなく、ビールファンが実際に自分好みのレシピでビール作りを体験できるラボラトリーとしての機能を持つ工房です。友人同士やグループでビールを作る楽しさをもっと気軽に知ってもらいたい。ビール作りの話をしながらゆっくりと寛いでもらえるそんな空間作りができれば良いと思っています」

設備や道具、材料やノウハウなど、代表の小林さんに教わりながらビール作りができる貴重なブルワリーなのだ。

定番という概念を持たず、仕込むビールのほとんどがシーズナルビールとして提案するシェアードブルワリー。代表を務める小林さん自身がビール作りの楽しさを実感している証
専用のレンタルグローラーによって、ここで作られたビールをテイクアウトできる
オリジナルの他、店内の冷蔵庫には海外を中心に集められた40種ほどのボトルビールが常時並べられる

「SHARED BREWERY」で飲みたいビール。

ゼスティーホップ/ドライホップドセゾン

爽やかな柑橘系アロマホップの香りが特徴的なセゾン。決して重くなく、口当たりの良いさらりとした飲み口がすっきりとした印象。

ラズベリーナイトロシェイク/フルーツエール

カクテルのようなビールはラズベリーを原料に使用した甘みと酸味が特徴のフルーツビール。窒素のクリーミーな口当たりでビールの苦手な女性にもオススメ。

【DATA】
シェアードブルワリー
東京都八王子市長沼町58-214
TEL042-657-2671
営業/17:30~22:00(金曜)、14:00~21:00(土日祝日)
休み/月~木曜
http://www.sharedbrewery.com

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

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