【東京クラフトビール図鑑】老舗ブルーパブのこだわりのクラフトビールが飲み放題!「八蛮」(銀座)

今でこそクラフトビールがちょっとしたブームとなり、ブリューパブも続々とできているが、15年以上も前からオリジナルのビールを作り続けている老舗ブリューパブが銀座のはずれにあった。八蛮ではそんなオリジナルのビールを、名物マスターの料理とともに飲み放題で楽しむことができる。ビール以外のお酒も飲めるので、酒好きの仲間を誘って訪れたい。

銀座のはずれにあるクラフトビル飲み放題の居酒屋。

繁華街から少し外れた場所にある八蛮。いかにも居酒屋という店構えは、オシャレが利きすぎた銀座の街で安心感を覚える。

1995年にオープンした八蛮。ビールを醸造しはじめたのは、他よりも早い2005年から。名物マスターの鈴木さんがヨーロッパで修行を積んでいた時に感動した味や雰囲気を目指す

このお店にはメニューがない。食事付き2時間飲み放題コースの一択だ。そこには、自家醸造したクラフトビールをはじめ、焼酎や日本酒も含まれている。

「ビールが好きな人は、日本酒も焼酎も、結局お酒全般が好きなんだよね。だから全部飲み放題にしちゃえ、って。ビールは、1回の醸造で100ℓしか作れないけど、昨日は120ℓも出たんだよ」

鈴木さんがここで醸造をはじめたのは、なんと15年以上も前。その長いキャリアが確かな味を裏付ける。提供するクラフトビールは、ヴァイツェンとダークエールを中心にバリエーションが展開され、その中から2種類が飲み放題。

リラックスできるアットホームな雰囲気の店内で、こだわりのビールや食事に舌鼓を鳴らしていると、気づけば2時間なんてあっという間。お酒が好きなら、八蛮に行かない理由が見つからない。しかし、いくらおいしくて飲み放題だからといって、キャパオーバーの飲み過ぎには注意。

銀座にいることを忘れてしまうような昭和レトロの店内は、気負わずにお酒と料理を楽しむことができる。仕切りがない長テーブルと長椅子なので、隣のグループと盛り上がることも
ビールに使われるグラスはこちらの3種類。基本的にピッチャーで運ばれてくるので、注ぐのはセルフ。食事付き2時間飲み放題が4950円、30分延長で550円とコスパが良い

「HACHIBAN」で飲みたいビールとフード。

エール

洗練された華やかな香りを楽しめる。口の中でモタつくことなく、喉越しはスムースな印象。口に含んだ瞬間から余韻までが心地良く、後からほのかな苦味が立つ。

ヴァイツェン

バナナのようなフルーティな香りと酵母が浮遊した白い濁りが特徴の八蛮を代表する一杯。苦味が少なくとてもすっきりとした味わいなので料理と合わせやすい。

ハーフ

エールとヴァイツェンを半分ずつブレンド。互いが持つ甘さとキレが絶妙に絡み合い、バランスが秀逸。軽い口当たりなのでいつまでも飲んでいられる仕上がり。

ミートローフやマグロのかま焼き、ローストポークなど、料理が次々とテーブルに運ばれてくる。腕を振るうのは名物マスターの鈴木さん。その日仕入れた食材で、お酒好きの鈴木さんが作るのだから、お酒に合わないはずがない。

【DATA】
地ビール 八蛮 銀座本店
東京都中央区銀座2-14-9 GFビル1F
TEL03-3546-8708
営業/12:00〜13:30、17:30〜23:00
休み/土日祝(8 名以上の予約で営業可)
http://www.hachiban.net

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

Pick Up おすすめ記事

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...