カリフォルニア・フェードと呼ばれる色褪せが魅力! “フェード&クラッシュ”なヴィンテージスウェット。

ゆるイイ古着の条件のひとつが「フェード&クラッシュ」。ここではその中でもカリフォルニア・フェードが魅力のアイテムを集めた。染色の堅牢度が低かった時代のヴィンテージスウェットは、日光の紫外線によって色褪せする。その表情から日差しの強さや湿気のないカラッとした気候を持つアメリカ西海岸に例えて、“カリフォルニア・フェード”と呼ぶ。早速見ていこう。

1.経年変化によってライトグリーンへと褪色したスウェット。

元々は濃色のグリーンだったが経年変化によってライトグリーンへと褪色。身頃に着いた錆び汚れと相まって、ヴィンテージらしい表情へと育っている。1万9900 円(ダートビンテージ TEL03-4361-9941)

2.ヘインズのヴィンテージスウェット。

’50年代のプリントタグが残るヘインズのヴィンテージスウェット。袖は7部丈ほどの長さにカットオフされている。肉厚でふかふかとしたスウェット生地が特徴。3万2780円(デザートスノー 千葉 TEL043-225-9600)

3.’60年代のヴィンテージスウェット。

「OHIO STATE UNIVERSITY」とデザインされた’60年代のヴィンテージスウェット。ラグランスリーブだが袖はカットオフされ半袖に。淡く変化したサックスも魅力的なカラーリングだ。1万4300円(ステップアヘッド TEL03-6379- 4394)

4.カットオフのヴィンテージススウェット

「UNIVERSITY OF SOUTH CAROLLINA」とデザインされたカットオフのヴィンテージススウェット。グリーンの色味がフェードして、薄い抹茶のようなカラートーンに変化。1万4080円(ピグスティ 原宿店 TEL03-6438-9969)

5.フェードによって絶妙なカラーリングに変化したスウェット。

元々はネイビーカラーであったがフェードによってビリジアンの様な絶妙なカラーリングに変化。その影響からか生地がボーダー状に浮かび上がっている。3万2780円(ベルベルジン TEL03-3401-4666)

6.’60年代製のカレッジスウェット。

元々は赤色だが、長年の着用や紫外線の影響によって生地が色褪せしている。このヴィンテージスウェットならではのフェードの風合いが魅力。3万2780円(デザートスノー千葉 TEL043-225-9600)

7.60年代製のヴィンテージスウェット。

オハイオ州立大学のマーチングバンドが使用していた’60年代製のヴィンテージスウェット。前Vやカットオフされた袖、ボディの汚れなど、ゆるくこなれた雰囲気へとエイジング。2万5080 円(ピグスティ原宿店 TEL03-6438-9969)

8.汚れと破れで個性的な表情のヴィンテージスウェット。

外側のホワイトには黄ばみが浮き出ており、内側の赤はかなりフェードしている。フード部分はジッパーによって分割できる構造になっている。3万3900円(ダートビンテージ TEL03-4361-9941)

9.Sears製の単色ジップアップパーカ。

赤いボディがピンクへと強くフェードしている。また袖口もかなり破れているが、これこそがボロの味わいである。2万8380 円(ガソリン TEL03-6454-6310)

10.バドワイザーのロゴマークの総柄半袖スウェット。

アメリカの国民的ビール銘柄であるバドワイザー。そのロゴマークを総柄であしらっている半袖スウェット。襟や袖、裾のリブがネイビーからグレーへとフェードしている。1万6280円(ガソリン TEL03-6454-6310)

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年10月号 Vol.354」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...