アメリカはヴィンテージ古着天国だ。「LAヴィンテージ・ランデブー」に潜入!!

2023年2月に行われた新興ヴィンテージイベント「LAヴィンテージ・ランデブー」。アメリカでは、こんな古着好きのためのお祭りみたいなイベントが各地で開催されている。こうしたイベントは地元民だけでなく、全米、さらには海外からも注目を集めている。

お宝しかない中から究極のお宝を探すイベント。

LA VINTAGE RENDEZVOUSと書いて「LAヴィンテージランデブー」と読む。これまで年1回開催だったが、2023年から年2回開催に。次回は9月を予定

2023年2月の10、11日の2日間、カリフォルニア州グレンデールで開催されたヴィンテージ・ランデブー。主催したのは世界を代表するヴィンテージディーラーのヴィンテージプロダクションズ。ミリタリー系の取り扱いが特に有名だ。

集まったのはカリフォルニアだけでなく米国各地からやって来たヴィンテージディーラーたち。自慢のアイテムを持ち寄って、イベント内注目度を競う。

こうも大量のお宝が集まるから、バイヤーたちの眼差しは真剣そのもの。特に初日はバイヤー向けなので、激しい買い物競争が繰り広げられていた

初日はプロバイヤー向けで、日本の有名古着店バイヤーも多数。2日目はヴィンテージ愛好家たちがコレクションを増やすために、超買い物モードで集まった。

日本の古着店でも価格高騰中のデニムジャケットやカバーオールが、目立つ場所に飾られ、人気復権のキャラクターものやハワイアンシャツが多くのディーラーに持ち寄られた。安定感のあるミリタリーやカレッジ系スウェットも良品ばかり。2日じゃ足りないほどの物量が会場を埋め尽くした。

ここに写っているいくつかのアイテムは、日本の古着店で店頭に並んでいる頃かもしれない。

リーバイスやリーに、ストアブランドまで、デニムはやはりヴィンテージイベントの主役を譲らない。ますます盛り上がるデニム市場を反映する
意外とコレクターが多いのがヴィンテージバンダナ。抜染、ミミ付きなど、語りどころも実は多いアイテムなのだ
プリントカットソーの山は、すべてがカスタムプリント。どこかの倉庫から発掘されたかのような、いわゆる完品がゴッソリ。1990年代のものでも高嶺の花に
謎多きヴィンテージハワイアンシャツは注目度上昇。弊社刊行の『VINTAGE ALOHA SHIRTS』シリーズが市場に影響を及ぼした
ヴィンテージイベントあるある、バイヤーはチケットを払う人だけじゃない。他の出店者が一番乗りのバイヤーだ。高い出店料を支払う出店者が最優遇

キラーワードは「世界に一つだけ」。

KING OF VINTAGEとして日本でも有名なラリーさん。’50sのモーターサイクルジャケットがメインに。カスタムヴィンテージが注目される中、キングも抜かりなし。

N-1デッキジャケットもやっぱりカスタム推しか! バックペイントやステンシルなど、いまヴィンテージアイテムはとにかくカスタムされたアイテムに注目が集まる。

主催者のヴィンテージプロダクションズオーナー、ボブさん。「これはスペシャル」と言って出したのがセルフオーダーカスタムのスーベニアジャケット。

アメリカのヴィンテージショーならではと言えるのがカウボーイブーツだろう。ブームは10年ひと回り。そろそろ勢いを増しそうなアイテムでもある。

バイクがリジッドだった時代にライダーには欠かせなかったキドニーベルト。手の込んだスタッズカスタムが美しい。

ボリューミーで意匠が細かいメキシカンリングもマーケットの注目アイテムの座に返り咲くのか? 各所で目をひいた。

(出典/「Lightning2023年5月号 Vol.349」)

この記事を書いた人
松島親方
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松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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