旧きよきアメリカのスウェットパンツの最強版。WHITESVILLEヘビースウェットパンツ

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「飲み物をよくこぼしてしまう自分にとって、ヘビーウエイトのスウェット生地はすぐに染み込まないから拭けば痕が残らず、これまで何度も助けられている……」と語る、古着番長・ランボルギーニ三浦がお届け!

ネイビーのスウェットパンツもいいよね。

スウェットパンツって個人的には昔から好きな存在だったんだけど、昨年くらいからその熱がさらに高まっている。もともとはスウェットシャツと同様に本格的なアスレチックウエアやトレーニングウエアとして誕生した経緯があるので、基本的にはチームや学校単位で作られていた。アメリカでも一般的に広く穿かれるようになったのは、おそらく’70年代以降なんじゃないかな。それでもスウェットシャツよりは数も少なく、旧い年代のヴィンテージモノはなかなか見かけない。つまりヴィンテージ古着の中では、けっこうレアな存在といえる。これってけっこう意外だよね。

そんなスウェットパンツが、どうしてこんなに市民権を得ているんだろう……とふと思う。でもその理由は明白! 何より楽チンな着心地からに他ならない。パジャマ(いわゆる家着ね)としてファッションの好みに限らず、誰にでも馴染みのある稀有なパンツということに他ならない。アメリカ生まれのパンツとしては、もしかするとジーンズに匹敵するくらい誰もが一度は穿いたことがあるものといえる。

表糸、中糸、裏糸を20 / 20 / 7の糸番手で編み立てたヘビーなスウェットパンツで、うち股部分は2本針、腰ポケットはボディに切れ込みを入れて縫製しているのも特徴だ。ネイビーの他にヘザーグレー、ブラック、グリーンも展開。1万6280円

そんなスウェットパンツが、昨年くらいからちょっとしたブームになっているみたい。たしかに最近街中で穿いている人をよく見かけるよね。多分に漏れず、自分も今年は着用率が非常に高い。なんとグレーが2本もコーディネイトの一軍入りしているので、久しぶりに他の色のものを物色してみることにした。そして辿り着いたのが、このホワイツビルだった。旧きよきアメリカの匂いが感じられるクラシックな佇まいと、かなりヘビーな質感に一目惚れ。シルエットもいいし、いきなり4番バッターとして既に毎週大活躍してくれている。

右側のみバックポケット付き。ボディに切れ込みを入れて縫製しているのでかなりしっかりしていて安心感も抜群!
ウエストにはゴムとともに内側に平紐も施されているので、サイズ調整も楽々。このクラシックさがいいね
内側にはホワイツビルのネームラベルも付く。旧きよきアメリカのアスレチックウエアを彷彿とさせる意匠も嬉しい
かなりヘビーな質感なので、履いた時に裾に向かってダラッとたるむような感じがない。これだけ綺麗なシルエットはなかなかないよ!

【問い合わせ】
東洋エンタープライズ 
TEL03-3632-2321
https://store.toyo-enterprise.co.jp/

(出典/「Lightning 2023年3月号 Vol.347」)

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ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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