1.浮島ブルーイング|素材をよさを駆使した新しいビールに挑戦。
古代米(籾殻)や謝花きっぱん店タンカン、ハダカムギなど、沖縄産の素材を使ったビールを製造するブルワリー。ユニークなのは、それらの素材が沖縄の歴史と関連しているものが少なからずあること。オーナーの由利さんは、沖縄の歴史を語りながらビールを製造するというちょっと変わったブルワーなのだ。これらの原材料を聞いただけでは味の想像はできないかもしれないが、由利さんの話を聞きながらビールを飲んで、琉球に想いを馳せるのもいいかも。
【DATA】
浮島ブルーイング
沖縄県那覇市牧志3-3-1 2F
TEL098-894-2636
営業/17:00~23:00
休み/水曜
https://www.ukishimabrewing.com
2.クリフビール|英国エールと沖縄食材の美味しいコラボ。
イギリスの伝統的な醸造方法で作るリアルエールを作りたい! そんな思いからビール製造をスタートさせた宮城さん。しかしリアルエールは炭酸が弱く、泡がほとんどない。当初リアルエールだけ作ろうと思ったそうだが、暑い沖縄にはやっぱりシュワッとしたビールの方が飲みやすい。最近は沖縄産の素材を使ったビールを造っている。フルーティな「かなさんホワイト」や紅芋のレッドエール「FARMAER’SPRIDE紅芋」などビールが苦手な人にもおすすめだ。
【DATA】
クリフビール
沖縄県沖縄市比屋根6-18-1
TEL098-953-7237
営業/13:00~18:00
休み/月・火曜
https://www.cliffbeer.jp
3.ウォルフブロイ|本場ドイツビールを沖縄で再現。
ドイツビールには「ビール純粋令」というものがある。その内容は麦芽、ポップ、酵母、水のみを原材料とすること。その製造方法を忠実に守り、日々ビール造りを楽しんでいるウォルフブロイ。メインはのひとつはドイツ伝統のヴァイツェン。スタンダードものや大麦麦芽を焙煎したものも味わえる。その実力は大手も認めるほどで、オリオンビールとコラボした「首里1427」を商品化。いま勢いのあるブルワリーだ。沖縄で本場ドイツビールを飲むならここしかない。
【DATA】
ウォルフブロイ
沖縄県那覇市首里池端町34
TEL098-975-5669
営業/14:00~19:30
休み/水曜
http://www.wolfbrau.com
4.コザ麦酒工房|酒屋の3 代目がつくるユニーク食材を使ったビール。
「クラフトビールってお値段は張りますが、うちのビールは肩肘を張らずに飲んで欲しいんです。だからうちではジョッキでご提供しています。『普段着ビール』ですね」と笑いながら話すのはオーナーの大浜安彦さん。ベルギービールの多様性に驚愕し、自分でも作りたいと。そして街の沖縄そば屋さんのように街のビール屋さんをやりたいと思ったそうだ。ちょっと立ち寄って、ジョッキでグビグビ飲めるビール。ウンチクはいいからとりあえず乾杯したい。
【DATA】
コザ麦酒工房
沖縄県沖縄市中央1-24-13 2F
TEL098-975-6119
営業/17:00~24:00
休み/日・月曜
(出典/「Lightning2022年8月号 Vol.340」)
Text/M.Matsumoto 松本めぐみ Photo/C.Owan 大湾朝太郎 T.Shimabukuro 島袋常貴
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