日本酒にもいろいろな種類があるんです。
ご存じのように日本酒には米の磨き具合や使う麹によって種類が異なる。そこで、日本酒の種類をちょっとおさらい。金沢の福光屋ブランドでキリッと飲める辛口のセットを購入して、アレンジを楽しんでみることにした。またちょっと珍しいどぶろくアレンジにも挑戦してみる。
加賀鳶 純米大吟醸
キレのよい辛口タイプの純米大吟醸。酸味に特徴があるすっきりとした味わい。冷やしてグイッといきたい一本。
黒帯 悠々
キレのよい芳醇な旨みを持つ辛口仕上げ。蔵内でじっくりと熟成させているため、辛口だけれど辛さを感じないのが特徴。
福正宗 純米辛口 生詰
熟発酵によるみずみずしい香りとクエン酸の爽やかな酸味を感じる一本。ドライな後味で食中酒としても秀逸な仕上がり。
風よ水よ人よ 爽麗仕込み 純米
独自の酵母による爽麗仕込みの純米酒。フルーツ酸の爽やかな風味とアルコール度数12度なので、みぞれ酒にぴったり。
福正宗 氷温生貯蔵酒 辛口ドライ
厳寒の酒蔵で仕込んだ純生酒を生のまま氷温で貯蔵した超辛口な一本。しぼりたての生の風味が生きた軽やかさが特徴。
福正宗 銀ラベル
お米と水だけで仕上げた純米酒。さらりとした後味で、どんな食事にもぴったりだ。冷やしてもよし、お燗にしてもよし。
どぶろく
純米100%で仕込み、もろみなどを濾過せずそのまま瓶詰めした昔ながらの酒。隠し酒とも言われる伝統製法の日本酒。
超簡単! 日本酒ロックの作り方。
ロック酒のいいところは氷を入れて日本酒を注ぐだけで簡単にできること。だったら冷や酒でいいじゃない? と思うかもしれないが、氷が少しずつ溶け出すことで、味変を楽しむことができるのだ。さらにアルコール度数が徐々に低くなるため、最後はすっきりとした味わいになる。ぜひ試してみてほしい。
柑橘フルーツのソーダ割りの作り方。
日本酒の辛口と柑橘系フルーツはとても相性がいい。特に暑い夏には、日本酒に少し加えるだけでも後味がすっきりする。さらにソーダで割ることでより爽やかになること請け合い。日本酒が苦手な人でも、スイスイ飲めるのでおすすめだ。今回はライムを使ったが、レモンやカボス、スダチなどを使っても風味が変わるので、いろいろ楽しんでみよう。
1.ライムを絞る。
ライム1/2分をあらかじめ絞っておく。フレッシュなライムを使うことで香りが強まる。
2.日本酒をそそぐ。
冷やしたグラスに冷えた日本酒を1/2ほど入れる。
3.ライムを入れる。
そこに絞ったライムを入れる。
4.ソーダを入れて混ぜる。
さらにソーダを入れて軽くかき混ぜる。
5.完成。
ライムを添えれば完成。
日本酒をシャーベットにした“みぞれ酒”の作り方。
日本酒の夏酒の代表といえば「みぞれ酒」。完全に凍らせるのではなく、シャーベット状にしたデザートのような飲み方だ。飲みやすいので、次から次へと口に運んでしまう魅惑酒で、この季節にはもってこい。作り方のコツは、瓶ごと冷凍庫に入れるのではなく、容器を入れ変えると時短になる。
どぶろくとグレープフルーツのまさかのコラボ!
発酵させて漉さない伝統的な製法で作られるどぶろくは、とろりと少し甘みがありながら口の中で弾けるようなお酒。どぶろくと合わせるのは、甘さと酸っぱさが合わさったグレープフルーツ。どぶろくが酸味を和らげ、グレープフルーツがどぶろくを飲みやすくする。加えて米とグレープフルーツの粒の食感がまた楽しい。目から鱗の組み合わせだが、一度飲んだらヤミツキになるぞ。
(出典/「Lightning2022年9月号 Vol.341」)
Text/M.Matsumoto 松本めぐみ Photo/A.Kuwayama 桑山章
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