チョッパーは仲間と遊ぶための特別なツール。
男が憧れる趣味はいつの時代だってそんなに変わらない。特にオーバー30世代は、乗り物とギターとスケートボードは、青春時代に一度は手にとったことだろう。大抵の人は大人になるにつれ、いろんな理由で青春時代の趣味から離れていくけど、ブローチャーズの雄祐さんは、そんな男の憧れをいまも我儘に追い続けている男だ。
バイクはハーレーの他にベスパやダックス、オフ車まで。いま趣味のクルマは休憩中だけど、シボレーC10でドラッグレースに出たり、VWタイプ1を乗り回したり。自他共に認める生粋のホイールラバーなわけだ。
「乗り物全般好きですが、特にハーレーは原宿の先輩たちの影響もあって絶対チョッパーに乗りたいと思っていました。自分にとってのバイクはただの移動ツールではなく、友達と遊ぶ道具っていう感覚です。バイクが好きなのかバイクに乗る奴らが好きなのかどっちなんだろう(笑)」
雄祐さんの周りにはいつも、モノ好きな大人の笑顔が溢れている。不定期で主宰する“マックスラン”は30台を超えることも。遊びからコミュニティを生み出す男のライフスタイルに、このチョッパーが欠かせない存在となっている。
1978 HARLEY-DAVIDSON FLHのディテールを拝見!
デルクロンケースを採用した’78年式ショベル。カバー類のエングレイビングや真鍮のプッシュロッドカバーなど、外観もカスタムされている。
ルーツをボバーに持つアップスウィープだが、エキパイから一本のパイプで長めに作ることでチョッパーらしいデザインに。タンデムは想定していない様子。
ガソリン容量を稼ぐために給油口を高い位置に移設したスポーツスタータンクをハイマウント。細いフレイムスのペイントはSAMSのお家芸。
(出典/「Lightning2022年8月号 Vol.340」)
Text/Y.Kinpara 金原悠太 Photo/Y.Murata 村田悠 取材協力/ BROTURES HARAJUKU TEL03-6804-3115 https://brotures.com
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