大切に乗り継ぎたい当時のオプション満載のBMW。
目黒でバーを経営しながら、古着の仕事も手掛ける櫻井さん。アメリカのヴィンテージやモーターサイクルにも博識な彼が選んだのは、W124とともに価格高騰中のBMW5シリーズ、E34型だ。
「見た目も好きなんですが、1オーナーの低走行車というヒストリーに惹かれた部分もあります。そのコンディションから、とても大事にされていたことがわかります。あとは当時のオプションを惜しみなく付けている点。これも購入の決め手になりました。5年ほど乗っていますが、故障もなく当時のBMWの品質の高さを感じています。自分も大事に乗り継がなければという気持ちになっていますね」
「1993 BMW 525i」のディテールを拝見!
レザーシートやウッドパネルなど、贅沢な装備になっており、エレガントな印象。人間工学に基づき、運転席から操作しやすいようにレイアウトされたダッシュボード。
前期はSOHCエンジンであったが、後期からDOHCに変更され、192馬力にパワーアップされた。今の道路事情でも十分な機能性を持つと櫻井さんは太鼓判を押す。
いい雰囲気を醸し出しているルーフキャリアは、BMWのロゴが入ったオリジナル。前オーナーが装着していたオプションパーツだ。
(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/A.Shimosaka 下坂明弘
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