フライフィッシングと言えば、毛ばり(毛や羽根を使い昆虫や小魚、爬虫類などに似せた疑似餌。フライとも)を使って、鞭を振り回すようなキャスティング。もともと英国紳士の嗜みと聞けば、ちょっと憧れてしまうはず。
それにせっかく始めるなら、「英国紳士のようなたたずまいでスタートしてみたい」と思うそんなあなたにおすすめの場所がある。道具選びから服まで、初心者でも安心のショップが新宿の「ブルーダン」だ。
創業から35年続く、老舗釣具店「ブルーダン」。
最近ブームとなっているアウトドア。キャンプやBBQ、グランピンクなど楽しみ方はいろいろ。そしてアウトドアを趣味にすると、徐々に「外遊び」にも食指が動いてくるはずだ。
そんなときに、おすすめしたいのが、夏のレジャーの中で人気の遊びのひとつである渓流釣りだ。
家族や友人たちと一緒に山へキャンプ行った際、空いた時間で釣りができれば、その日はもっと充実するはず。「自分の趣味をもっと広げたい」と思っている人にも打ってつけ。
鞭を振り回すようなキャスティングなど初めは練習が必要だが、フライ(疑似餌)を使うので虫や小魚などを使う釣りに比べてハードルは低め。管理釣り場なら初心者だって大物を狙えてしまう。
と、フライフィッシングを始めてみようか、というときにせっかくなら使う道具もこだわりたいもの。
どんな服装でどんな道具を使えばよいのだろうか。手っ取り早いのは、釣りが趣味の師匠を見つけて教わることだが、もし自分の周りに釣りに精通した人がいないのであれば、思い切って専門店に相談するのもオススメだ。
東京・新宿にある「ブルーダン」は、1985年創業のフライフィッシング専門の老舗。先にも述べたようにフライフィッシングとは、魚の好物である虫などに似せた疑似餌を使用する釣りで、英国貴族たちの格調高いスポーツとして始まったのが起源。だから格好から入ったって、問題なしだ。
しかも「ブルーダン」ではフライフィッシングにまつわる細かな道具からウエアまで、ひとつのスタイルとして提案している。
そのため、セレクトするアイテムは英国ブランドを主に機能性、ファッション性に富んだものばかり。経験豊富なスタッフにスタイル丸ごと相談してみると良いだろう。
服から道具まで、英国スタイルでコーディネイトできる!
英国ブランドを中心にセレクトされているウエア類。フィッシング時はもちろん、街でも着用したいファッション性の高いアイテムが揃う。
毛針はもちろん、それにまつわる細かな道具やウエア、ブーツ、フィッシングベスト、ロッド、リールなどフライフィッシングに必要な道具やウエアはすべて揃う。どれも歴史が旧く、世界中で愛されている銘品ばかりだ。
タウンでもお馴染みのこちら。抜群の快適さとフィット性、品質の高さから、英国王室御用達の証、ロイヤルワラ
ントを持つハンターのレインブーツも豊富に揃う。
アメリカでアウトドアウエアに特化したブランドとして創業した歴史を持つ「フィルソン」をはじめ、英国を代表する「ブレディ」、「チャップマン」、「ビリンガム」といった名だたるブランドのフィッシングバッグが揃う。
ショーケース内に飾られるフライフィッシング用のロッドとリール。上質な素材を使用し、ハンドメイドによる作り込みの高さ、繊細さから銘品と呼ばれるものばかりが並べられている。
◆
初めから銘品でそろえる必要はないが、そのまま普段使えるウエアやシューズなども多いので兼用でいいものでそろえてしまうのもアリ。しかも「ブルーダン」の店頭には革靴まで揃っている。気づけば、フライフィッシングの道具だけでなく、普段着るウエアやシューズを購入していることになりそうだ。
【DATA】
Anglers Collection BLUE DUN
東京都新宿区西新宿6-4-1 新宿アイランドアトリウム2F
TEL03-3344-5503
営業/11:00~18:00、土日祝日11:00~18:00
休み/木曜
https://www.bluedun.net
(出典/「Lightning 2018年9月号 Vol.293」)
Text/T.Itakura 板倉環 Photo/T.Tsuji 辻 嵩裕
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