【ラムバン】カスタム・トランポ、日本車とアメリカ車比べてみた。【ハイエース】

  • 2023.02.21  2020.10.28

アメリカを感じられる新旧のクルマが競演。アメリカ車を代表するトラディショナルな車両と、時代も生産国も異なるクルマを「4WD」「トランスポーター」「スポーツ」といった3つのテーマで比較していく。新旧のクルマを並べることで、各車両が持つ強烈な個性が浮き彫りになるため、お互いの魅力がより明確になってくる。決してクルマ専門誌では実現しない(!?)ライトニングならではの夢の競演企画をお届けしよう。

今回は、バイクを積んだり、人を乗せたり、使い方はあなた次第の、積載能力が高く便利なワンボックス型のトランスポーターのアメリカ車代表と日本車代表を比較! ベース車両にひと工夫加えたカスタム・トランスポーターが競演する。

【アメリカ代表】バニングのベースにもなった、歴史あるフルサイズバン「ダッジラムバン」の最終モデル。

2003 Dodge RAM DEEZER

小型ワンボックスとして登場したA100の後継モデルとして’70年に登場したトレーズマンバン/スポーツマンワゴンが、後にダッジラムのラインナップに統合。フェイスデザインを大きく変えながらも’03年まで製造されたロングセラーを「DEEZ CREW」がカスタムしたコンバージョンモデル「DEEZER」である。スペックは以下の通り。

  • 全長×全幅×全高/5300×2000×2060 ㎜
  • ホイールベース/3240 ㎜
  • 車両重量/2310 ㎏
  • エンジン/V 型8 気筒
  • 排気量/318cid(約5.2ℓ)
  • トランスミッション/4 速コラムAT
  • 乗車定員/7 名
  • 車両価格/238 万円(税別)

ダッジラムバンは、商用のバン人員輸送用のパッセンジャー、そして後部を架装メーカーが艤装するコンバージョンベースというベースボディが存在する。「DEEZ CREW」は、日本では数少ないこのコンバージョンベースを扱うことができる登録されたコンバージョンメーカーで、’90年代にDEEZER(ディーザー)というコンバージョンモデルを数多く日本で販売していた。

セカンドシートとサードシートは工具無しで脱着が可能。外せばバイクを積むことも可能だ

今回紹介する車両もラムバン生産の最終年式となる’03年モデルのDEEZERだ。内装も当時のオーナーの希望でセカンドシートとサードシートは簡単に取り外せるようになっているため、シートを外せばバイクを積むことも可能なのだ。

ボディカラーはダークスプルースメタリックという純正色となる
側面後部にはコンバージョン独特の大きな窓が備わるのが特徴
リアゲートは左右分割の観音開き。3列目のシートを装着した状態でも後部にはまだカーゴスペースが確保されている
コンバージョンベースはクルーズコントロール、 パワーウインドー、集中ドアロック、チルトステアリングなどの豪華装備が備わる
最終の’03年モデルのみ4輪にディスクブレーキを採用。そのため標準のホイールはそれまでの15インチから16インチとなった
サイドドアも観音開きで、セカンドシートは取り 外し可能なキャプテンシートが備わる。フロン トもセパレートなので合計で7人乗り
サイドドアやリアゲートに備わるウインドーは、 ポップアップ式で写真のように隙間を開けることで換気が可能
リクライニング可能なリアシートは、フルフラットにもすることができる。ちなみにこのスペースで大人2人が横になることが可能

ディーザーの魅力はここ!

1.内装やシートアレンジで使い方は自由自在。
2.アメリカを感じるフルサイズバン。
3.トルクフルで走りやすいV8エンジン搭載。

【日本代表】新車の「ハイエース」をベースにレトロな雰囲気をプラス。

2011 TOYOTA HIACE RENOCA

ベースとなったハイエースは、言わずと知れた日本を代表するワンボックス型トランスポーター。現行の200系は’04年に登場。車幅、全長共に行くつかのバリエーションが存在し、さまざまな用途で活躍している。こちらの車両のスペックは以下の通り。

  • 全長×全幅×全高/4830×1880×2105 ㎜
  • ホイールベース/2570 ㎜
  • 車両重量/1910 ㎏
  • エンジン/V 型8 気筒
  • 排気量/2693cc
  • トランスミッション/4 速AT
  • 乗車定員/5 名
  • 車両価格/299 万8000 円(整備費用込、税込)

現行ハイエースをベースとした「Renoca(リノカ)」の”Coast Lines”は、50系ハイエースワゴンを彷彿させる角目四灯ヘッドライトを持つフロントフェイスに変更。’80年代風のスタイルに、故障の心配のない現行モデルという組み合わせが人気のカスタムモデルだ。

▼リノカについてはこちらもチェック!

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2021年11月01日

セカンドシートは格納することで、後部はバイクも搭 載できる広大なカーゴスペースとなる

ベースとなるのは200系であればバンでもワゴンでもOKで、それによって、シートアレンジや装備が変わってくる
という。取材車両は厳密にはハイエースではなく、販売チャンネルが異なる兄弟車、レジアスエースのバンだそうで、ワイドボディ、ミドルルーフトいうボディに折りたたみ式のセカンドシートを持つモデル。ラゲッジスペースはかなり広大だ。

フロントフェイスのみの変更となる
そのため、リアビューやカーゴドアはいたって普通。使い勝手も全く犠牲になっていない
バンはセカンドシートまでしか備わらないため、 すでに広大なラゲッジスペースを持つ。この状態でも小さな自転車なら搭載可能
200系ハイエースはウォークスルーしやすいように、シフトレバーをダッシュに配置。フロントシートはセパレート式
車高を適度にロワードした上で、ホイールは16インチのDEANのカリフォルニア。グッドイヤーのEAGLE#1タイヤを履く
セカンドシートはシート位置を前後に移動できるほか、前方にコンパクトに畳むことも可能。 シートを降ろさずともバイクを搭載可能
フロントフェイスは、縦に並んだ角目四灯が特徴的な50系ハイエースワゴンをイメージしたグリルに変更されるのが最大の特徴
シートはブラックレザー調で張り替えられている。シートの雰囲気を変えることで、内装のイメージは大きく変わっている

リノカの魅力はここ!

1.現行モデルがベースだから安心。
2.クラシカルで懐かしいフロントフェイス。
3.ベース車両はバンでもワゴンでもOK!

【問い合わせ】
●ラムバン
DEEZ CREW
TEL045-942-2355
http://www.deezcrew.com

●ハイエース
リノカ世田谷店
TEL03-3703-2563
https://www.flexnet.co.jp/renoca/

(出典/「Lightning 2018年5月号 Vol.289」)

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