オフィスの枠を超えた、仕事と趣味が同居した圧倒的な世界観。
ミリタリーウエアやレザーブランドBUCOなどを手掛ることで知られるザ・リアルマッコイズ。全国にある直営店に足を運んだことがある人ならば、重厚な世界観を作り出していた内装をイメージしやすいだろう。今回紹介する本社オフィスは、その規模を何倍にも広げた圧倒的な空間を作り込んでいた。
神戸港にある倉庫の一角にその建物はある。重い鉄の扉を開けると、そこは別世界。アンティークのインテリアやアートなどが飾られた、驚愕の空間が広がっていた。
なにより建物自体にも歴史があり、築年数は約100年。輸入穀物を扱う保税倉庫として大正時代に建てられた建築だという。現在はペンキが塗られてシンプルに見えるが、内装の壁の作りに注目すると杉板の木枠の跡が残り旧い施工方法で作られたことがわかる。
「最初は柱しかない広い空間だったんです。歴史的な建物ということで、当時のディテールを残したかったという想いもあったので、空間を仕切るためのコンクリート壁を作っただけ。その分アンティークの家具などを詰め込んで自分好みの空間に仕上げています」
と当時の思い出を語ってくれた代表の辻本仁史氏。本社機能の他にも、ガレージやオーディオルームなど氏の趣味を反映させた空間も設置されている本社オフィス。まさに倉庫だからこそできる使い方を楽しんでいた。
もはやオフィスという概念を超越した空間で、全てにこだわる姿勢は、まさにザ・リアルマッコイズの世界観を忠実に再現していた。「外国人がここに来ると必ず“AMAZING!”って叫ぶんだよ(笑)」というエピソードにも納得。
▼全国のリノベーション倉庫をチェック!
▼こちらもおすすめ!
(出典/「Lightning 2018年2月号 Vol.286」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎 取材協力/ザ・リアルマッコイズ http://www.realmccoys.co.jp
関連する記事
-
- 2024.11.19
1足持っていたい、揺るがない人気を誇る白スニーカー8選
-
- 2024.11.19
押さえておきたい流行に流されない定番スニーカー5選
-
- 2024.07.31
この夏のミリタリーTシャツ9選。