無駄を省いた初代ゲレンデヴァーゲンをオリジナルスタイルで“アシ”に使う!

原宿にある人気眼鏡店「ボンド アイウエア」のオーナーである竹中健三さんは、大のクルマ愛好家。その愛車は、軍用車のDNAを色濃く残した230GEだ。しかも、日本へ正規輸入された最初の230GEロング仕様だという。

1988年に初めて正規輸入された最上級グレードであるロング仕様の1台。

「クルマを選ぶ基準は、純粋にデザインのみ。それを整備して日常使いするのが自分の美学です」という竹中さん。この230GEは、1988年に初めて正規輸入された最上級グレードであるロング仕様の1台という履歴がしっかりと残る。

「ある時にクルマ通の方の『快適さを求めるなら誰でも乗れる新型。旧車は知恵がいる』という言葉に感銘を受けたんです。周りの信頼できるメカニックもいるし、自分で試行錯誤しながらイジって普段の足として旧車に乗りたいと思っていました。それで憧れのゲレンデヴァーゲンを選んだんです。6年ほど乗っていますがノントラブル。ただ頻繁に手を入れてますけどね(笑)」

1988 Mercedes Benz W460 230GE

NATO軍に正式採用されている軍用車両であるゲレンデヴァーゲンを民間用にアレンジし、1979年に発売。今のGクラスのオリジンとなったモデル。このW460型は1990年まで作られていた。ロング仕様は当時の上級グレード。

普段の足から趣味のゴルフもこれで行く。

竹中さんが愛用しているのは、自身が手掛けるボンドアイウエアのウエリントン型。

フォグランプなども当時のオリジナルを使っている。

軍用車らしい粗々しさを際立てているブラックの鉄チンホイール。すべて当時のコンディションをキープ。

当時のディーラー車でヤナセのステッカー付きだ。

(出典/「Lightning 2019年6月号 Vol.302」)

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ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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