3ページ目 - フライトジャケットを代表する「A-2」の着こなし7つのポイント。似合わない人必見!

  • 2022.10.13  2020.04.04

2.バンダナサイズの場合。

スカーフよりも小さいバンダナサイズの場合は、リング留めができないので、タイのように巻いて結ぶ。プレーンノットと同じ結び方だ。

How to put “BANDANA”

1.2. バンダナを三角形に。2回折って、細長くしていくのはスカーフの巻き方と同様。3. 首に巻くときは、巻き付けるほうを長めにとる。4.5. 一度巻いて上から持ってきて、 首元を通す。ネクタイのプレーンノットの巻き方と一緒。 6. 長さを調整して最後に剣先を整えて完成

3.ストールの場合。

「温度域(気温)が10度以下になるとストールへと切り替えます」と亀屋さん。抜染された柄が特徴のTOOTALスカーフが中でもお気に入りだ。

How to put “STOLE”

1.ストールを縦に2つ折りにして、細長い状態にする。 2. 一回結びを前提としているので、これも左右の長さをずらす。3. 交差して下から上に出す。4.5. 手を持ちかえて先端を前に出し、首元の結びの中を通す。6. 完成。ちなみにストールはシャツ襟の上から巻くのが正解

【ポイント6】真冬は、フィールドジャケットを上に羽織って乗り切る。

夏季用フライトジャケットであったA-2は、そこまで防寒性に優れているわけではない。そのままでは冬場を乗り切るのは厳しいところだが、亀屋さんの場合、M-43フィールドジャケットをA-2の上から羽織ることで、真冬越えを果たしている。

「温度域が5度以下になると、やっぱりA-2だけだと中々厳しいものがあります。まったく違う防寒着を着るという選択肢ももちろんあるんですけど、私としてはA-2を着続けたいので、その上からオーバーコート的にフィールドジャケットを着ることが多いですね。M-65、M-51などの方がポピュラーかもしれませんが、私はファッションとはいえ、服の時代設定が気になってしまう質なんです(笑)。大戦中のA-2に対して、ベトナム戦争時のM-65はオカシイだろうと。だからM-43フィールドジャケットで時代設定を合わせているんです」

【ポイント7】シルエットを変えたければ、ミリタリーパンツが重宝する。

デニムパンツ×シャンブレーシャツにA-2を合わせることが多い亀屋さんだが、変化球としての着こなしにも備えている。ミリタリーパンツでボリューム感を出しつつ、足元はパラシュートブーツを合わせることで、ボトムヘビーなシルエットになる。

「いつもデニムパンツで合わせることが多いですが、マンネリを感じるときはミリタリーパンツを合わせるときもあります。世の中的には洗練されたシルエットが潮流だけに、あえて逆行して太いパンツを選びたくなるんです。やっぱり無骨なアメリカっぽさがいい。足元はボトムのボリューム感を強調するためにパラシュートブーツ。A-2の色に合わせて、茶系をチョイスするのは従来と変わりません。ボトムヘビーなシルエットになるので、デニムパンツの着こなしとは違ったコーデになってくれますね」

次のページでは代表的なブランドのA-2と、経年変化を楽しむお手入れ方法を紹介しよう。

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