サーファーズハウスの先駆け「デイフィールド」の古材を使った家が人気なワケ。

暮らしを遊ぶフィールドになる家「DAYFIELD(デイフィールド)」はいま全国に加盟店がある人気の規格住宅ブランド。そのDAYFIELDをプロデュースするロストアンドファウンドに伺い、人気を集める理由について迫った。

DAYFIELDとは?

使い勝手のよい飾り棚やディスプレイしたくなるキッチンなど、寛ぎの場所というだけでなく、人を招きたくなる、家が遊び場になることをコンセプトにしている規格住宅。また気の利いたおしゃれな雑貨を作り、ディスプレイの提案も行っている。写真はお話を伺った「デイフィールド」のプロデューサー・安藤正人さん

自分らしく暮らしを遊ぶきっかけ作りになればと考え出された家。

事務所から少し離れた所に倉庫を改装したショールームがあり、ロストアンドファウンドが手がけているブランドがすべて見られる

「そこに住まう人が、どういう暮らしをしたいか、そして『自分スイッチ』が入った暮らしをおくるための家を作りたい」

そう話すのはロストアンドファウンドの代表・植松和典さん。ヨーロッパの古材を使って家具やインテリア、建材を手がけていたことから、住宅や店舗にも古材を使ったデザインの内装を提案。今人気のサーファーズハウスなどの先駆者でもある。

「デイフィールド」は、服やクルマ好きという植松さんや安藤さんがプロデュースする規格住宅。自分らしく暮らしを遊ぶきっかけ作りになればと考え出された家だ。好きなコトやモノを自由に落とし込めるのが特徴で、ディスプレイから建材まで、住まう人の趣味や好みに合わせて作ってしまうのが最大の強み。

しかも建材に至ってはデイフィールド用にオリジナルのものを作っているのだ。誰もやっていないものを一から作り出せるのは、様々な素材を知り尽くしているから。デイフィールドは、遊び心を持った作り手の顔が見える住宅なのだ。ユーザーの暮らしにとことん寄り添ってくれる頼もしさがロストアンドファウンドにはある。

どこにもない、「デイフィールド」ならではの魅力をいくつか具体的に紹介しよう。

デザインコンクリートで雰囲気のある壁に。

シックな雰囲気のグレー外壁とレンガ壁が特徴的な外観。実はこちらは石や壁などの質感をリアルに仕上げるデザインコンクリートを使い、職人によって本物と見間違うほどの仕上がり。こういったこだわりによって、メンテナンスのしやすさとデザイン性を兼ね備えた家づくりを可能にしている。

ヨーロッパから仕入れた古材をたくさん確保。

この古材ブームよりもはるか前から古材を建材に取り入れていたロストアンドファウンド。ヨーロッパから丸ごと一棟分を買い取っているため、様々な床や梁などが送られてくる。これを加工していく。

事務所に併設している作業場。

ここではオリジナルのドアやインテリアなど、またサンプルなどが熟練の職人によって作られている。唯一無二のアイテムが、ここで生み出されているというわけだ。

ブランドの雰囲気を体現できるスペースも。

ヴィンテージのシャツケースやチェアなど、好きなものを詰め込んだ打ち合わせスペース。過去の試作品も実際に使われている。

この棚のハンドルをよく見てみると、自転車のハンドルブレーキが使われている。自転車好きのオーナーのために試行錯誤して完成させたものだ。

これまでに手がけてきた建材のサンプルが案件別に保管されている。

裏には加工工程が書かれ、ロストアンドファウンドの宝でもある。

いかがだったでしょうか。もっとデイフィールドの家づくりについて知りたい方はHPをチェックしてみてほしい。自分の趣味を詰め込んだ家づくり、「デイフィールド」と共にとことんこだわってみてはいかがだろうか。

【問い合わせ】
カントリーベース
TEL076-232-7710
https://www.day-field.com/

インテリアプロデュース/ロストアンドファウンド 
TEL052-804-9939
http://www.lost-found.jp

施工/Tono ホーム 
TEL0467-40-3877
http://dayfield-shonan.com

(出典/「Lightning 2020年5月号 Vol.313」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...