金無垢!プラチナ!ロレックスの最高級ライン「デイデイト」とは?魅力と中古市場を探る!

デイトナ・エクスプローラー・サブマリーナーなどスポーツモデルが圧倒的人気を誇るロレックス。だが、その一方でアメリカではすでにトレンドになっており、今後の動向に注目が集まているのが最高級ライン「DAY-DATE(デイデイト)」だ。金無垢、ホワイトゴールド無垢など、最高級ラインに相応しいマテリアルは、スポーツモデルとはまた異なるロレックスの魅力が味わえ、ロレックス好きにならばコレクションに加えたい逸品である。

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2021年10月24日

ロレックス「DAY-DATE(デイデイト)」って何だ?

日付と曜日が表示される特別なロレックス。1956年にリリースされて以来、現在に至るまでその立ち位置だけでなく、意匠にも大きな変更はなされていない。金無垢モデルがラインナップされ、文字盤にも豪華なマテリアルをふんだんに使った、ロレックスの最高峰。それがデイデイトなのだ。

1950s DAY-DATE Ref.1803 Cal.1555

初期のフルーテッドベゼル、通称コインエッジで飾られたイエローゴールドの1本。アルファハンドで、曜日表記はアラビア語という特別なモデル。実は日本語版も存在していた。参考商品(スイートロード TEL044-544-8177)

1963 DAY-DATE Ref.1803 Cal.1555

イエローゴールドのケースにミラーダイアルを組み合わせた超レアなモデル。このようなドレスモデルでは黒文字盤、特に旧いミラーダイアルとなると、生産数は非常に少ないのだ。アルファハンドを装備。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1966 DAY-DATE Ref.1803 Cal.1556

数年に1本見つかるかどうかという激レアなモデル。ホワイトゴールドケース × ミラーダイアルという個体は、その存在に価値がある特別な仕様といえる。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1969 DAY-DAYTE Ref.1807 Cal.1556

ベゼルがバーク仕上げになった珍しい仕様のモデル。シルバーダイアルなので、イエローゴールドケースでも意外と合わせやすい。参考商品(ジャックロード TEL03-33886-9399)

1979 DAY-DATE Ref.18038 Cal.3055

日本のクイックチェンジ機能が追加されたCal.3055を搭載。本物の木材を使ったダイアルは非常に珍しい。超豪華な1本だ。参考商品(ONbeHALF Lite TEL03-3527-9588)

1986 OYSTER QUARTZ DAY-DATE Ref.19018

デイデイトのクォーツ仕様というかなりレア度の高いモデル。イエローゴールドケースにシャンパンゴールドの文字盤という組み合わせ。参考商品(ジャックロード TEL03-33886-9399)

Ref.1803に搭載されるムーブメントの中でも最高峰のものが、このCal.1556だ。3000番台のムーブメントと同様にカレンダーのクイックチェンジができるなど、精度だけでなく利便性にも優れている。

他にも特別なダイアルあり!

左はステラダイアルと呼ばれるエナメル塗装のもので’71年製のRef.1803。中央は天然石のラピスラズリをダイアルに使ったモデルで、デイデイトだけでなくデイトジャストにも存在する。’83年製Ref.16018。右は天然石のオニキスをダイアルに使ったもの。’97年製でRef.18238。すべて参考商品(ONbeHALF Lite TEL03-3527-9588)

「DAY-DATE(デイデイト)」ラバーの愛機をチェック!

金無垢からプラチナ、ホワイトゴールドなどなど、高級感漂うデイデイト。ロレックス最高峰のドレスウォッチではあるが、愛用者の皆さんはなかなかカジュアルに楽しんでいる様子。レアな仕様も続々飛び出すデイデイトラバーの愛機を拝見!

「クラウン マニアックス トーキョー」代表・日比崇幸さん × 1972 Ref.1802 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (YG)

1974年生まれ。東京都出身。雑誌編集者として活躍すると同時に、アンティークロレックスの収集をスタート。その深みに魅了され、ヴィンテージのロレックスとチューダーに特化した「クラウンマニアックス トーキョー」をオープン。そのコレクションを拝見すると、オークションクラスのスペシャルモデルから、相当な数を吟味して辿り着いた絶品のブラウンチェンジ、そしてありそうでないカラーのデイデイトなどセンスの良さがわかる。

愛用しているのは……1972 Ref.1802 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (YG)

アメリカでトレンドになっており、今後の動向に注目が集まるデイデイト。4桁リファレンスは圧倒的にゴールドまたはシルバーの文字盤が多く、個性的なカラーリングは極一部。これは1970年代初頭ならではのファットボーイと呼ばれる太めのインデックスで、レアなグレーというのがポイント。スムースベゼルもかなり希少。

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2023年04月21日

ライター・戸叶庸之さん × 1970s Ref.1803/8 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)

仕事柄、数千万円のクラスの複雑機構搭載モデルに触れる機会が多いというライターの戸叶庸之さん。その一方で自身の時計の収集はヴィンテージロレックスに的を絞っている。「現行の時計はサイズ感が大きい上にケースが分厚いので、個人的にしっくりくるモデルは限れられてきます。それに対して、ヴィンテージは小ぶりであることに加え、これみよがしにらない雰囲気が好みです」。購入の際は、オリジナリティはもちろん、コンディションにこだわって選ぶようにしている。

愛用しているのは……1970s Ref.1803/8 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)

ホワイトゴールド製の「デイデイト」。こちらは夜光なしのタイプで一段とシックな印象に映る。資産性は期待できないが、そこは気にせず、ロレックスのプレステージモデルならではのクオリティに惹かれて長年愛用し続けている。イタリアンストラップに付け替えているため、カジュアルな服装でも違和感なく着用できる。

Mr. JIM × 1963 Ref.1802 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)

VRHKのリーダーであり、スポーツモデルからドレスモデルまで圧倒的なトップピースばかりを厳選し、現在65本所有。ロレックスは現行品を約30年前に買い始めたそうで、そのきっかけは母親からもらったボーイズモデルだったそう。2004年からヴィンテージモデルの収集を開始。約3年半前にVRHKを立ち上げた。

愛用しているのは……1963 Ref.1802 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)

オイスターケースの最上級ドレスモデルであるデイデイト。素材は金無垢のみ(現在はプラチナ無垢もあり)の展開で、こちらはホワイトゴールド製。ブラックミラーダイアルで、経年によりブラウン化している。カレンダーは珍しいアラビア語の仕様。プレーンベゼルに3連のプレジデントブレス仕様というのもレアポイントだ。

Mr. JOHN × 1987 Ref.18038 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

VRHKのメンバー。父親も時計店だったというジョンさんは、11年前に「MONTRES(モントレス)」というヴィンテージウォッチ店をオープン。スイスの時計学校で修業し、その後フィリップ・デュフォーやリシュモンで腕を磨いた。リシュモンではアジア太平洋エリアの技術者のトップを務めた。そんな腕前を活かし、ヴィンテージロレックスから超ハイブランドのトゥールビヨンまで、修理やオーバーホールなど全てを承っている。

愛用しているのは……1987 Ref.18038 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

1960年代からʼ90年代までデイデイトに存在する鮮やかなカラーリングのダイアル。これをステラダイアルと呼ぶ。中東の富裕層が個人的にオーダーしたものも多いと、以前カリフォルニアにある老舗ロレックス専門店の店主は教えてくれた。こちらはロレックスのアイコンと同じような鮮やかなグリーンが特徴的。もう少し淡いグリーンのものも存在する。

Mr. WALLACE × 1987 Ref.18038 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”/1970s Ref.1806 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”/1980s Ref.18249 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “BIRCH WOOD”/1960s Ref.1814 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”/1960s Ref.1811 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

VRHKのメンバー。1999年からスキューバダイビングを始めた際、ロレックスを使ったことから興味を持ち始めた。その後は日本の雑誌などの影響もあり、どんどんのめり込み、様々なモデルを入れ替えながら、現在は厳選した40本を所有。2000年代頭までは現在の相場の20分の1くらいの金額で買っていた。現状、欲しいモデルは思い浮かばないそう。

愛用しているのは……1970s Ref.1617 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

黄色味のやや強いグリーンが鮮やかなステラダイアル。ホワイトゴールドの無垢ケースに合わせて押しついた色のレザーベルトをチョイスしており、よりステラダイアルが引き立っている。

愛用しているのは……1970s Ref.1806 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

デイデイトの中でも珍しいテクスチャーケースと呼ばれる細かな彫りが施された金無垢ケースとブレスレットが特徴の1本。赤のステラダイアルとイエローゴールド無垢のコンビネーションが美しい。

愛用しているのは……1980s Ref.18249 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “BIRCH WOOD”

デイデイトの中には本物のウッドを使ったダイアルのモデルも存在するが、こちらは見かけるウォルナットではなく、バーチ材を使ったレアな1本。ホワイトゴールドの無垢ケースがより上品さを際立たせている。

愛用しているのは……1960s Ref.1814 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

ホワイトゴールドに朱色のステラダイアルが生えるモデル。インデックスとベゼルにはダイヤモンドが散りばめられているが、ホワイトゴールドのため派手過ぎず上品な印象の1本である。コントラストが美しい。

愛用しているのは……1960s Ref.1811 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

イエローゴールド無垢ケースとブレスレットの一部にテクスチャー加工が施され、そこにイエローグリーンのステラダイアルがセットされた美しい1本。ステラダイアルはどれもその美しさにため息が出てしまうほど。それでいて嫌味がないのが魅力的だ。Tシャツにサラリと合わせたい。

Mr. VINCENT WONG ×1976 Ref.1803 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”/1980 Ref.18038 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

VRHKのメンバー。昔から時計が好きだったと語るヴィンセントさんは、約25年前からヴィンテージロレックスも買い始めたという。シリアル番号から製造年が分かるように、記録が残っていることが大きな魅力で、現在は計400本のヴィンテージウォッチを所有するが、その半数が旧いロレックスだという。次はRef.6062が欲しいそう。

愛用しているのは……1976 Ref.1803 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

ターコイズのような綺麗なサックスブルーカラーのダイアルが特徴的な1本。イエローゴールド無垢のエースとブレスとの相性も非常に良い。

愛用しているのは……1980 Ref.18038 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE “STELLA”

ティファニーブルーのようなややホワイトを混ぜた淡いグリーンがポップなステラダイアルを装備。ヴィンセントさんは、そのダイアルに合わせてあえてレザーストラップも同系色にし、ファッションとして楽しんでいるそうだ。

Mr. HENRY CHOW × 1973 Ref.1807 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)/1973 Ref.1802 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)

時計好きな父親の影響で興味を持ち、日本の雑誌をよく読んでいたことから藤原ヒロシさんやネイバーフッドの滝沢さんに影響を受けたというヘンリーさん。2005年に初めてのヴィンテージロレックスとしてRef.5513を購入。買う前は約3年間ロレックスについて勉強したそう。現在はヴィンテージロレックスだけで120本所有するが、今回はデイデイト中心にした。今後はRef.1665オマーンが欲しい。

愛用しているのは……1973 Ref.1807 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)

ホワイトゴールド無垢素材にダイヤモンドを組み合わせたゴージャスなデイデイトだが、珍しいブラックダイアルのため、全体的にモノトーンでまとめられており、上品な仕上がりの1本だ。

愛用しているのは……1973 Ref.1802 OYSTER PERPETUAL DAY-DATE (WG)

こちらは上のモデルとほぼ同じ仕様だが、プレーンベゼルでカレンダーがアラビア語になっているというところが異なる点。プレーンベゼルのため、よりスポーティな印象。最近カリフォルニアのストリートシーンではデイデイトが人気急上昇中。こういうのをサラっと着けたい。

 

いかがでしたでしょうか? スポーツモデルとは違った世界観が魅力のドレスウォッチの最高峰「デイデイト」。ロレックスに求めるものは人によって異なるだろうが、一度は身に着けてみたいと思わせる独特な雰囲気を持っている時計であることは間違いない。

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2021年10月24日

(出典:「別冊Lightning Dear my Watch ディア・マイ・ウォッチ」「別冊Lightning ヴィンテージウォッチの教科書」「Lightning Archives ROLEX」「Lightning 2019年11月号 Vol.307」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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