ナイジェル・ケーボンの’40s ミリタリースウェットパンツ
それなのに、つい先日スウェットパンツを買ってしまった。もちろん外穿き用として。これは、ナイジェル・ケーボンが1940年代のアメリカ海軍のものをベースに作った1本。私が惹かれたポイントは、’70年代のアズマ機で編み立てた20.5オンスの分厚い生地と、生地を二重にした膝周りの仕様。これなら穿き込んでも生地がダレにくく、膝やお尻が出にくいはず!
次に、バックポケットまで装備していること。トレーニングウエアとして作られたスウェットパンツはポケットが少ないが、外穿きするなら個人的にはフロントとバックで3つはポケットが欲しい。必要不可欠なバックポケットは右側に装備。中央部分にはアメリカ海軍のヴィンテージと同様にサイズ表記のタグが付いている。
そして、買ってから気付いのだが、こんなにヘビーなのに穿き心地が快適すぎる! ふっくらと柔らかく、裏起毛なのでスウェット生地本来の保温性もしっかりと確保されている。元々スウェット生地はコットンフリースと呼ばれており、吊り編みのような柔らかさとヘビーオンスの両立が“AZUMA FLEECE” の特徴なのだ。
膝裏は生地が二重になっており、膝の表側に見える四角いステッチがアクセントに。ヴィンテージ同様にあえて歪ませているのも魅力的だ。裾リブ仕様ではないが、ドローコードがあるため、裾上げはもちろんNG。そこで、少しロールアップして穿こうかと考えている。ちょっとスポーティさをプラスした着こなしが気分のいま、このスウェットパンツは、うまく使えばヘビーローテになる逸材だ。
【問い合わせ】
ア ウターリミッツ
TEL 03-5413-6957
http://cabourn.jp
※掲載情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2019年11月号」)
撮影/桑山章
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