NAC展示車両紹介_その3_HARLEY-DAVIDSON BREAKOUT

9月14日(土)・15日(日)の2日間、群馬県利根郡みなかみ町水上高原リゾート200 ゴルフコースにて、開催された“New Acoustic Camp 2024 – 15th Anniversary – ~わらう、うたう、たべる、ねっころがる。~”のバイクエリアに展示された車両を紹介! ※都合により展示は取り止めとなりました

カスタムテイストの強い個性派ハーレー 。

1903年に創業し、今年で121年目を迎えたハーレーダビッドソン。世界最古のメーカーでこそないが、創業してから倒産することなく100年以上も続いている例は珍しく、アメリカンモーターサイクルの王道といって間違いないだろう。現在のラインナップは最新テクノロジー満載の水冷Vツインエンジンを搭載したモデルや、350cc~500ccのミドルクラスのモデルもあるのだが、その主力はなんといっても1936年から採用し続ける“OHV方式の狭角45度Vツイン”というレイアウトの空冷エンジンモデルだ。

ブレイクアウトは、そんな伝統ある空冷Vツインで、CVOなどの限定モデルを除いたラインナップの中で最大排気量となる1923cc(117ci)のエンジンを搭載。リヤタイヤに240mmという極太サイズ、そしてフロントホイールには21インチという大径サイズを採用し、フロントフォークを大胆に寝かせたドラッグレーサーのようなロー&ロングなフォルムで人気となっているモデル。

ドラッグバーと呼ばれる一文字のハンドルと足を前方に投げ出すフォワードステップが作り出すカスタムマシンさながらのライディングポジションは、少しばかりハンドルが遠く、身長170cm前後の平均的体格のライダーにはややキツい。とはいえ、現行型のソフテイルフレーム(2018年モデルより採用)は非常に操縦性にすぐれているため、見た目以上に乗りやすい印象。

ちなみに2017年以前のモデルは、立ちの強いハンドリングと必要以上に太いリヤタイヤのおかげで正直かなり曲がりにくいモデルだったが、現行型はディメンションの見直しや重量マスの集中、さらにバンク角の増大がなされ、普通に曲がれるように進化している。

さらに117エンジンならではのトルク感は強烈。スロットルをガバッとひねれば、首が後ろに置いていかれるほどの勢いでダッシュするので、街中ではほんの少しスロットルをひねるだけで十分だ。ハーレーならではのトルクフルな大排気量Vツインをドラッグレーサースタイルに落とし込んだブレイクアウトは、個性的なハーレーに乗りたいという願望を存分に満たしてくれるだろう。

2023年モデルから排気量1923ccの“ミルウォーキーエイト117”を搭載。これにともなってエアクリーナーも高効率なエルボータイプに変更された。最大トルクは168Nm/3500rpm、最大出力は102HP/76kW@5020rpmと大幅に向上している。

ブレイクアウトの個性の一つといえるのが240mmサイズのリヤタイヤ。他メーカーのバイクと比較してもひけをとらない極太具合で、本物のドラッグレーサーのような迫力をかもし出すことにも欠かせない要素にもなっている。

幅広なドラッグバーを採用。2023年モデルよりライザーが変更され、これによりハンドル位置が3/4インチ(約19mm)高くなり、ライディングポジションが改善されている。メーターはハンドルクランプ一体型のデジタルタイプ。

2023年に行なわれたモデルチェンジによってタンクを大型化。先代より約43%容量が拡大され18.9Lとなり、航続距離が大幅にアップした。また、タンク中央にクロム仕上げのコンソールを備えたことで質感も向上している。

メーカー詳細ページはこちら
https://www.harley-davidson.com/jp/ja/motorcycles/breakout.html

SPECIFICATIONS
●全長×全幅×全高:2,370×ー×ー(㎜)●軸間距離:1695㎜●シート高:665㎜●車両重量:310kg●エンジン種類・排気量:空冷4ストロークOHV 4バルブ V型2気筒・1923㎤●最高出力:76kW(103㎰)/5,020rpm●最大トルク:168N・m(17.1㎏f・m)/ーrpm●燃料タンク容量:18.9L●燃費(WMTC):17.8km/L●タイヤサイズ:F=130/60-21・R=240/40-18●価格:334万1800円~338万4700円

【DATA】
ハーレーダビッドソンジャパン カスタマーサービス
TEL0800-080-8080
https://www.harley-davidson.com/jp/ja/

この記事を書いた人
タンデムスタイル編集部
この記事を書いた人

タンデムスタイル編集部

初心者にも優しいバイクの指南書

バイクビギナーがもっとも知りたい、ハウツーや楽しいバイクライフの提案がつまったバイク雑誌。タイトルの"タンデム"は本来"2人乗り"の意味だが、"読者と編集部をつなぐ"、"読者同士の輪が広がる"といった意味が込められているぞ。バイク選び、ライディングギア選び、ツーリング、メンテナンス情報のほか、チャレンジ企画も大好評!
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「Wrangler(ラングラー)」の名作、スタッズを纏う。レザーラバー垂涎スウェードモデルも登場!

  • 2026.10.19

ワークウエアとしての機能だけでなく、ファッション的視点を取り入れることで独自の立ち位置を築いてきた3大ブランドのひとつでありデニム界の異端児・Wrangler。そんな彼らの受け継がれし不朽の名作に“スタッズ”が施された特別モデルが登場した。 “スタッズ”で作るネオ・ウエスタンスタイル ラングラーとい...

ネイティブアメリカンの美しき手仕事。伝統を守りながらもモダンな表現を得意とする現代作家を紹介!

  • 2026.10.08

ネイティブアメリカンのヴィンテージや工芸品を通して、彼らのカルチャーを伝えるCORNERS。今回は伝統的な手法を守りながらも、モダンな表現を得意とする現代作家をピックアップ。もの作りが乏しくなった今の米国だからこそ、余計に強く輝いているのだ。 Pamela Brown 1868年から続くナバホ族の織...

毎日のそばに、エル・エル・ビーン。秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツ

  • 2026.10.16

毎日の服に、特別な理由はいらない。気兼ねなく着られて、どんな装いにも自然となじむ。そんな日々のワードローブを支えてくれるのが、エル・エル・ビーンだ。今回は秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツを着て街へ出た。 100年を超えて今日もいつもの日常着 朝、玄関を出るときに手が伸びて、休日にもつ...

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...

Pick Up おすすめ記事

55周年を迎えた「MOTO」。周年を祝うスペシャルなレザー&シルバープロダクツを紹介

  • 2026.10.11

レザーやシルバーを駆使した製品を手がけるMOTO。1971年の創業より半世紀を超えて55年。ここでは、周年を祝うスペシャルプロダクツを紹介する。MOTOや本池秀夫さんが纏う唯一無二の世界観にも注目だ。(写真は「本池美術館」の隣にあるアトリエにて。周年限定のライダースジャケットにコンチョを装着する本池...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...

「Wrangler(ラングラー)」の名作、スタッズを纏う。レザーラバー垂涎スウェードモデルも登場!

  • 2026.10.19

ワークウエアとしての機能だけでなく、ファッション的視点を取り入れることで独自の立ち位置を築いてきた3大ブランドのひとつでありデニム界の異端児・Wrangler。そんな彼らの受け継がれし不朽の名作に“スタッズ”が施された特別モデルが登場した。 “スタッズ”で作るネオ・ウエスタンスタイル ラングラーとい...

武骨な男服に効かす超繊細なメタルフレーム。「ディグナクラシック」の新作に注目

  • 2026.10.09

フライトジャケットやデニムなどの武骨な服に合うメガネで王道として挙がるのはプラフレームの場合が多い。だが、そんな武骨さのなかに繊細さを潜ませギャップを楽しむという意味ではメタルフレームも有用だ。 細かな彫金が施されたディグナクラシックの新作 今季展開されるメタルの新作は計6型で、それぞれにシルバーと...