文字盤の回収作業で対応できなかった生き証人的な時計。|1951 IWC Royal Airforce Mark11 6B/346 “White12”

欲しいモデルを挙げたらキリがないヴィンテージウォッチ。モデルによってはその市場価格が急上昇する場合もあり、最近では世界的に投機の対象にもなっている。そんなヴィンテージウォッチの中から、我々がいま欲しいと思うモデルや注目株となっているタイムピースをクローズアップ。

1951 IWC Royal Airforce Mark11 6B/346 “White12”

今回ピックアップしたのは、今もIWCの象徴であり、名作パイロットウォッチにひとつである英国空軍のマーク11だ。

48年から納入が開始され、イギリス軍、南アフリカ軍、オーストラリア、ニュージーランドなどの空軍パイロットの手に渡った。53年に視認性を上げるために全兵士から回収され、文字盤交換が行われた。その回収作業に何かしらの形で漏れたのが、今回ピックアップした通称White12だ。

これは48年から52年の改修前までのダイヤルで、その現存数は極めて少ない。交換文字盤では12時位置が三角のインデックス変わるため、象徴的な12のホワイトプリントがネーミングの由来。

1951 IWC Royal Airforce Mark11 6B/346
¥3,980,000_

通称ホワイト12と呼ばれる最初期の文字盤が残った名作パイロットウォッチ。同モデルでJAEGER-LECOULTRE製も並行して支給された。ムーブメントが磁気帯びしないようにケースが2重構造になっており、インナーケースに機械が納まっている。文字盤は1mm近くもあり、一般の時計と比べかなり厚いのも特徴。

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(出典/「CLUTCH Magazine 2026年5月号 Vol.103」)

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