その個性的な選球眼は服だけでなく小物や家具にも投影される。
Vintage Jacket
もはやいつ、どこで買ったのかも憶えていないが、古着で見つけたジャケット。このはっきりとした2色使いが私のなかでは今が旬。当時のアメリカ人がデザインまで考えて配色したわけではないだろうが、自分の作る服にもこういうバランス感覚を取り入れることができたらなあという野望をかき立ててくれる存在。目立つ必要がある職業のためのワークウエアなのか、カジュアルウエアなのかは不明。
Showa Era Remake Iron Leg Stool
昭和時代の野球場で使われていた観客席をスツールへとリメイクした1脚。これは神戸に出張に行ったときに地元でふらった立ち寄った骨董品店で出会ったモノ。 全体のデザインというよりは、年代や、経年によって生まれた座面の色ツヤ感やヤレ感などに惹かれてしまうのはいつものこと。やはり気になって購入してしまった。現在も事務所で活躍してる。
1930s Mimo Wrist Watch
ヨーロッパのアンティークウォッチである。これはデイト付きの時計としては最初期のモデルで、通称「ビッグ・デイト」と呼ばれているMIMOの1930年代のモデル。サーモンピンクの文字盤やコンディションの良さに惹かれた。昔はピッグスキンのベルトが多かったので、そんな時代感に合わせてベルトも作ってもらっている。ちなみにMIMOは1950年代ごろまでGirard-Perregaux(ジラール・ペルゴ)の欧州市場向けブランドとして存在していた。手に入れたはいいけれど、普段はほとんど時計をしないので、コレクションのひとつになっている。
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