今新しく見える、名作家具たち。OLD JOE FLAGSHIP STORE

デザイナーとしての類稀なセンスを持つ一方で、旧きよき時代のプロダクトデザインにも精通するOLD JOEの高木氏。特に家具においての先見の明は素晴らしく、今気になっているのが、フランスを中心としたミッドセンチュリー。プリミティブでハンドクラフト感のあるもの。これが高木氏の明確な基準だ。
20180529_1
フレンチミッドセンチュリーを代表するデザイナーのひとりであるシャルロット・ペリアンの手掛けたラウンジチェアに、モロッコのベルベル人たちの伝統的なラグであるベニワレンをプラス。そこにイサム・ノグチがデザインした、AKARI、柳宗理の紋次郎スツールを合わせ、なんともモダンな空間に仕上げている。
1
ここ数年で、ヴィンテージ市場にて価格が高騰しているのが、フレンチミッドセンチュリーの顔役のひとりであるジャン・ヌレのプロダクト。こちらのライブラリーチェアは、1959年に考案されたもの。テーブルとして合わせたシャルロット・ペリアンのベンチも含めて、モダンでありながらも、木の温もりやハンドクラフト感を匂わせているのが、魅力である。
2
シャルロット・ペリアンのアイコンのひとつとなっているのが、スツール。現行ではCassinaが展開しているが、もちろんヴィンテージ。今回のエキシビションでは、ペリアンのスツールだけで数脚用意され、中にはパリのアートシーンを担ったステフ・シモン・ギャラリーでのみ展開されていたスツールも展示。高木氏もこのスツールを所有。
3
和のミッドセンチュリーも自身の琴線に触れているそうで、OLD JOE FLAGSHIP STOREでイサム・ノグチがデザインした名作『AKARI』のエキシビションを行うほど。現行でもリリースされている『AKARI』シリーズではあるが、すべて希少なヴィンテージを展示。フレンチミッドセンチュリーのスペシャリストである名店『SIGN』に協力してもらい、今回の企画が成立したそう。和紙を使っているので、保存状態がいいのは少数なのだ。
4
●高木雄介(正式には、はしご高) Yusuke Takagi
OLD JOE/Designer
1978年生まれ。フリーのパタンナーとして数々の人気ブランドに携わった後に、自身のブランドOLD JOEを立ち上げる。ヴィンテージ家具にも造詣が深い。
【DATA】
●OLD JOE FLAGSHIP STORE
住所:1F Shibuya YTBuilding 02 21-3 Shinsen-cho Shibuya-ku,Tokyo(東京都渋谷区神泉町21-3 渋谷YTビル02 1階)
電話:03-5738-7292
営業時間:12:00~20:00
http://oldjoe.jp
※本ジャーナルは、『CLUTCH Magazine Vol.56』CLUTCH Magazine vol.56 の内容を再編集したものです。
(出典:『CLUTCH web』、写真:Nanako Hidaka 日高奈々子、文:Shuhei Sato 佐藤周平)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

「FIRST ARROW’s」秋の銀祭り。

  • 2026.10.10

ようやく暑さも和らいでオシャレが楽しめる秋の到来とともに、ファーストアローズから届いたこの秋にオススメのアイテムがコチラ。稲妻を模した「ライトニング」シリーズから定番品まで、お気に入りのアイテムとともに更なるスタイルアップを目指せ! Pendant メインとなるモチーフのチョイスはもちろん、単品なの...

Pick Up おすすめ記事

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR