アメリカでは何が売れている? 好きなモデルは? ハーレーダビッドソン創業家のビルさんに素朴な疑問を聞いてみた!

ハーレーダビッドソン創業家の血筋をひくビル・ダビッドソンさんが日本にやって来る!! というワケで、ハーレーとなじみ深い2輪専門誌を対象に急きょインタビューの時間を設けてくれることに。これはグッドタイミング!! 素朴なギモンに答えてもらったぞ!!

H-D社が新たに掲げるグローバル ブランド プラットフォーム「RIDE」

これまで期間限定で、さまざまな方向性のキャンペーンを展開してきたが、同じ方向性で継続していくためのブランドのプラットフォームが「RIDE」。ハーレーが最も大切にしてきた“乗ることの楽しさ”、乗ることを通して広がっていくライフスタイルこそがハーレーのスピリッツそのものであり、そんなユーザーに寄り添うことが原点。それらをすべて内包するのがRIDEというプラットフォームだ。

Q1.RIDEって具体的に何やるの?

「日本でいえば『ブルースカイヘブン』は変わらず主催していきますし、ヨーロッパで行われる『ヨーロピアン バイク ウィーク』や、主催ではないですが『デイトナ バイク ウィーク』といった、ハーレーが非常に重要な役割を占める大きなイベントに参加したり、は継続してやっていきます。

それに当たり、この『RIDE』という言葉を使って“RIDE TO DAYTONA”であったり、“RIDE TO BLUE SKY HEAVEN”というような展開をしていきます。例えば楽しさが伝わるような上の写真――、これ私じゃないですよ(笑)、こんな写真や映像を使って訴求していきます」

ビル・ダビッドソンさん|13年ぶりに日本にやってきたビル・ダビッドソンさん。この日の午前中は「ハーレーダビッドソンシティ西東京」を訪れ、多くのお客さんと交流し、生の声を聞いてフィードバックをもらってきたという

Q2.今までで一番好きなモデルは何?

「ぜんぶ大好きだし、愛しているので、その中から1台を選ぶことはとても難しいです(苦笑)。私たちはモーターサイクルを完成させるまでに本当に多くの努力を注ぎ、愛情をもって作り上げていきます。さらにたくさんのカスタムパーツもそろえていますから、それを使ってカスタムなんてしようものなら、本当に選ぶことが難しい……。

でも、頑張って1台を選ぶとすれば、1903年の『シリアルナンバーワン』です。私の家族が初めて作ったモデルですし、これまでの多くの人々に喜んでいただけたのも、このバイクがあったからこそ。すべての起点であり、ここまでのブランドに育った原点でもありますから」

1903 第1号機
家が隣同士だったウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソンが完成させた1号機。ここからすべてが始まった。

Q3.アメリカでは何が売れてるの?

「アメリカでは『ロードグライド』や『ストリートグライド』のツーリングモデルが人気です。最近では新しいトライクも好評で『早く生産して!』というご要望もいただいています。同時に『パフォーマンスバガー』も人気でスクリ―ミンイーグル製の部品も好評です。また、今年から『MotoGP』とタッグを組み、『ワールドバガーシリーズ』というレースが始まりました。MotoGPを見に来たお客様の中にはハーレーのレースを初めて見る方も多いでしょうから、どんなレースになっていくのか我々も期待しているし、非常に楽しみです」

アメリカ西海岸を中心にトレンドとなっているパフォーマンスバガー。話題のバガーレーサーのイメージをストリートに落とし込んだカスタムだ。

ロードグライド

ストリートグライド

Q4.ウィリーGさんは、お元気ですか?

「今度の6月で93歳になるのだけど、父はとても元気にやっています。頻繁に会っているし、よく会話もしていますが内容はご想像にお任せします。もちろんハーレーダビッドソンについて語っていますよ(笑)」

昨年5月30日~6月1日にかけての週末、ハーレー生誕の地でもあるウィスコンシン州エルクハート・レイクにあるサーキット「ロードアメリカ」で開催された「キング・オブ・ザ・バガーズ」の応援に駆けけつたのがH-D社で数々の名車を手がけたレジェンドデザイナー、ウィリーG。観戦したハーレーファンたちに元気な姿を見せてくれたのだった。

ハーレーの故郷であるウィスコンシン州で開催されたレースともあって会場は大盛り上がり。写真中央が御年92歳のレジェンド、ウィリーGだ。

正統な血筋をひくH-D社のスペシャルアドバイザー

ハーレー社創業メンバーの一人、ウィリアム・A・ダビッドソンのひ孫であり、ウィリーGのご子息であるビル・ダビッドソンさん。1984年に入社し、現在はCEOアドバイザーとブランドアンバサダーとしてハーレー社に貢献。次なる愛車に「ローライダーST」を狙っているとか。

ハーレーの創始者である4人。左からアーサー・ダビッドソン、ウォルター・ダビッドソン、ウィリアム・S・ハーレー、ウィリアム・A・ダビッドソン。

ローライダーST

(出典/「CLUB HARLEY 2026年6月号」)

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
この記事を書いた人

ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

Pick Up おすすめ記事

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...