ハーレーダビッドソンのカスタムの種類と系譜を解説! ボバーを起点にさまざまなスタイルが誕生。

ハーレーのカスタムには「ボバー」や「チョッパー」、「フリスコ」や「スピードクルーザー」など、さまざまスタイルが存在する。しかし、H-Dファン歴が浅い人にはさっぱり意味不明!? というワケで、歴史と共に発展してきたカスタムの種類を掘り下げてみよう。

1940年代〜 ボバー|ボバーを起点にさまざまなスタイルが誕生

当時のレーサーからヒントを得て、フェンダーを切り詰め、低いハンドルやレーシーなマフラーを装着したスタイル

1980年代〜 フラットトラック|レーサー系カスタムの正常進化

レーサーを真似るカスタムはいつの時代も存在したが、日本でなじみ深いのはスポーツスター。手本にされたのはフラットトラックレーサーだ

2010年代〜 カフェレーサー|ロードレースと装飾性を融合

長らくレーサー系カスタムは廃れていたがカフェレーサーで復活。スポーツスターをベースにビレットパーツをふんだんに使う。

この系譜の先はボバー&チョッパーカルチャーと融合!? 次なるトレンドに期待。次の系譜はボバ―から派手に進化していく流れを見ていこう。

1950年代〜 オールドスクールチョッパー|派手に進化

先のボバーよりもシンプルでコンパクト、スタイリッシュが基本。小径のライトや椅子の脚などを流用してハンドルを作った。

1960年代中期〜 ロングフォークチョッパー|さらに派手に進化

チョッパーからさらに装飾性を高めたスタイル。フレームのネックを加工して取り付けたロングフォークや長いシッシーバーがお約束。

1990年代〜 ユーロスタイル|カルチャーが欧州に伝わる

チョッパー文化が海外に渡り、独自に発展。ロングフォークから、やがて独特なフレームへと進化した。削り出しパーツを多用するのも基本だ。

スウェーデッシュ スタイル

2000年代〜 ネオチョッパー|アメリカに逆輸入

以前のロングフォークチョッパーとは違い、ディメンションを考慮しているので実際に走りも楽しめる。削り出しパーツもポイントだ。

ボバ―から派手に進化をしてヨーロッパ経由で逆輸入されたネオチョッパーの系譜の先は走りやすさを追求!? この次のトレンドが気になるところ。次に追うのは、1960年代中期からのロングフォークチョッパーが乗りやすく進化した流れを追っていく。

1980年代〜 フリスコ|乗りやすく進化

都会的なチョッパーで、高いライザーのハンドルですり抜けしやすく、カーブで擦らないようにマフラーやステップをハイマウント。

ここから現代的に進化する系譜は先ほど紹介した2000年代からのネオチョッパーの流れに繋がっていく。 一方ハイスピード化していく流れも。

1990年代〜 スピードクルーザー|ハイスピード化

FXRの登場以降に広まったカスタムでハーレーらしからぬスピーディな走りが可能。ハンドルやステップにフリスコからの流れを受け継ぐ。

2020年代〜 パフォーマンスバガー|長距離がラクに進化

スピードクルーザー系カスタムの手法をツアラーに落とし込んだスタイルが特徴。派手さより走りの性能を向上させることがポイント。

この系譜の流れの先はチョッパーとパフォーマンスを融合!? そんな未来かも。次の追う系譜は、1950年代のオールドスクールチョッパーから派手に進化するのとは別のドラッグレースからヒントを得た新しいチョッパーのカタチを追求する流れだ。

1960年代後期〜 ディガー|ドラッグレースからヒントを得た新しいチョッパーのカタチ

短いフォークながらネック角のついたフレームで低く長いスタイルが特徴。ロケットタンクや手前に引いたハンドルなど装飾性も高い。

1980年代〜 ドラッグスタイル|誰もが楽しめるカスタムに

各社からパーツが登場し、市場が熟成。誰もができるカスタムとして日本でも人気を博した。このイラストはその究極形に近い。

巨匠アレン・ネスがカスタムシーンを牽引

FXRの登場を受け、アメリカではそれをベースにした「リッパースタイル」が誕生。さらにはバッグを付けた「ラグジュアリーライナー」へと進化し、ドラッグスタイルからバガーへとカスタムの流行も移り変わっていった。

1990年代後期〜 バガー|乗りやすく進化

ツアラーの部品を撤去するカスタムがカリフォルニアを中心に流行。現在は大きな前輪に、バッグを延長して低さを強調するのが主流。

この系譜は2020年代もパフォーマンスバガーへとつながる。

次なるトレンドは何がくるのか……。カスタムショーに足を運ぶとフリスコ人気の高まりをヒシヒシと感じる。これからは足まわりに現代的なパーツを組んだネオフリスコといえるカスタムが出現するのでは!?

▼この記事の系譜を図で追うとこんな感じ!

(出典/「CLUB HARLEY 2026年6月号」)

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
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ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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