たまには、のんびり走りたい初冬の瀬戸内を快適ライド

「ケンズファクトリー」の永井さんと「アイアンハート」の原木さん。二人とも長距離ツーリングが趣味だが、普段から忙しく仕事をしていることもあって、共に走ったのは一昨年にアメリカでスタージスを目指したのが最後。久しぶりにツーリングに行こうという話になり、その場にいたケンズのお客さんも巻き込んで、ケンズでカスタムをしたハイスピードツアラーによるツーリングが実現した。

大人たちのひと休み。

11月初旬のある日、名古屋郊外のサービスエリアに集合。目的地の愛媛県松山市まで約500キロ、新名神から山陽道をひたすら西に走る。途中、予報になかった雨に降られたりもしたけれど順調に尾道まで。メインイベントは四国に渡る「しまなみ海道」。気持ちのいい景色を眺めながら快適に海を渡った。

四国に入ってからは、国道で松山入り。実はこの日、原木さんの誕生日が近く、「ハーレーダビッドソン松山」の重松店長たちがサプライズで古希のお祝いを開催。愛媛の美味しい食事を堪能させてもらった。翌朝は、瀬戸内の海岸線を走り東へ。

忙しい毎日を送る人たちがリフレッシュできた2日間。次回はどこへ行こうか、なんて感じで穏やかに終わる旅だった。

どのバイクもハイウェイを速く快適に走れるスペシャルツアラー仕様。途中休憩したのは給油と昼食ぐらいでスムーズに走った。西に傾いた陽の光を受けた瀬戸内の島々を観ながら四国に渡った。

珠玉のケンズ流最新カスタムをCHECK!!

スポーツ性と個性を追求した黒×ゴールドのロードスター/2020 FLHXS|OWNER 中野暢彦さん

スーパーチャージャーを装着したFLHXSで参加した中野さん。純正の「バットフェアリング」から「RTカウル」に換装し、各所に加えたゴールドのアクセントが目をひく一台。ケンズ製のスイングアームとホイールを見せるためにサドルバッグを外し、さらにストラットなどをワンオフのビレットパーツに変更。エンジンのパワーに合わせて足まわりも強化した。オーリンズ製リアサスやディスカチャーティ製のブレーキなど、「MotoGP」などのレースシーンで使われるパーツを多く採用して人とかぶらないカスタムを施した。

長距離を走ることに特化した軽量でパワフルな「FLRT」/2017 FLHXS|OWNER アイアンハート代表原木真一さん

“原木さんといえばこのツアラー”というぐらいアイアンハートファンにおなじみの一台。原木さんが信頼を寄せるケンズの永井さんによって各所に手が入れられ、長距離を走る“仕事の足”として大活躍中。高速を走るための快適さや楽しさと、パフォーマンスとルックスを両立。この撮影の後にもカウル位置をアップ、ケンズ製ロッカーカバーを装着するなどアップデートは継続中。もちろんケンズ製のビレットパーツを各所に使用している他、カーボンパーツを多用して軽量化するなど、派手さを抑えた大人っぽいカスタムだ。

落ち着いた雰囲気と高性能。アダルトなローライダーST/2023FXLRST|OWNER 高柳慎一さん

以前はケンズで製作した「FLTR」のフルカスタムに乗っていた高柳さん、友人が購入したというFXLRSTに試乗させてもらったところ、ツアラーより軽量でパワーがあることが気に入って乗り換えた。納車後すぐにケンズにカスタムを依頼し、つい先日完成したばかり。ペイントは、「ジャガー」や「アストンマーチン」などのイギリス車のイメージで調色。ヤンチャなイメージのカスタムが多いFXLRSTだが、ケンズファクトリー製のパーツを各所に使って落ち着いた雰囲気をもつ大人のカスタムとして仕上げている。

部品の完成度を高める上で欠かせないテスト車両/2024FLTRX|OWNER ケンズファクトリー代表永井健次さん

日本だけでなく、アメリカやヨーロッパでも人気の高いケンズファクトリーのビレットパーツをはじめとした製品群。このFLTRXは、永井さんが開発し、製作したパーツを装着して、フィッティング具合の確認や走行テストを行っているデモバイクでもある。一つひとつのパーツのデザインから製作だけでなく、使い勝手や耐久性など、走ってみなければ分からない部分のテストまでを永井さんが行っている。そんな具合に忙しい日々を送る永井さんだが、久しぶりの友人とのロングツーリングは良い気分転換になったようすだ。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年2月号」)

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