アメリカの大地を走ることそれが人生において重要! 「IRON HEART」原木さんのUSAツーリング紀行

日本中をハーレーで駆け巡っているアイアンハート代表・原木さんが、アメリカへ渡り、まっすぐに伸びる道をスタージスを目指して走った。そんな旅の途中で感じた、ハーレーでアメリカを走ることの意味と原木さんがこれから向かっていく道とは?

目的地だけを決めた行き当たりばったりの「旅」

毎年8月にサウスダコタ州スタージスで開催される世界最大規模のモーターサイクルの祭典「スタージスモーターサイクルラリー」。その会場を目指してアイアンハート・原木さんとケンズファクトリー・永井さんはデンバーからハーレーで旅に出た。

二人は5年前にも一週間かけて約6000キロもの道を走ってスタージスを訪れているが、今回は往復1600キロを行きに2日、帰りに2日かけ、目的地だけを決めた気ままな旅を楽しんだ。

「正直なことを言うと、僕の旅の目的はスタージスではないんです。アメリカの大地をハーレーで走るということが目的でした。アメリカの道って都市部を出た途端、まっすぐな一本道が延々と続いているところが多くて、何もない道をひたすら数時間走り続けるというのも当たり前。こうしたまっすぐな道を走っていると、ずっと考え事ができる。その考え事も細々したものではなくて、これまでの人生やこれからどう生きていくかという、普段はじっくり考えられないような壮大な考え事を走りながらできたことがとっても大きな意味があったと思います。

それに、今回はスタージスという目的地は決めていましたが、そこへ至るルートは決めず、行き当たりばったりの旅でした。おなかがすいたら雰囲気のいい田舎町のダイナーに寄ってみたり、インターステーツをあえて降りて山道を走ってみたりと、お膳立てされているツアーではなく、『旅』を楽しむことができました。

もちろん、スタージスの会場もアメリカらしい大規模なイベントで、いろいろ驚かされることがありましたが、それよりもそこへ至る道の上で人生をちゃんと振り返えれたことがこの旅の収穫だったと思います。2年後70歳になったとき、またアメリカを走りたいですね。いま思っていることの答え合わせと、そのときの自分と向き合えればと思っています」

アイアンハート代表・原木真一さん|5年前のスタージスモーターサイクルラリーに合わせて6000キロの道のりを走った経験をもつ。その際は今回も同行した「ケンズファクトリー」の永井さん、カメラマンの増井さん、バイク乗りの故・池田さんと4人での1週間かけた旅だった。

装備は使い慣れているものをチョイス。ジーンズはもちろんアイアンハートの21オンスセルビッジデニム。ブーツはダナー、グローブはアイアンハートのパンチングレザーグローブ。ヘルメットは前回ブラックをかぶり内部の熱さに懲りたため、今回はホワイトを選んだ。

今回の旅の相棒は最新のストリートグライド。手前のロードグライドは永井さんが乗る車両だ。以前のモデルに比べてサスペンションがよくなっていて、長距離走るのに適したよくできたモデルだと感じたそうだ。

コロラド州デンバーの「イーグルライダー」(アメリカを始め世界中に店舗を構えるレンタルバイクショップ)で車両を借りた。ズラッと並んだバイクはすべて予約済み。アメリカではレンタルバイクはメジャーな旅の手段なのだ。

この記事を書いた人
CLUB HARLEY 編集部
この記事を書いた人

CLUB HARLEY 編集部

ハーレー好きのためのマガジン

ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

朗報!「ウエアハウス」最高峰レーベルの最高傑作DDシリーズ「1001XX」が待望の再入荷。これは見逃すな!

  • 2026.08.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 「1001XX 1947」が近日入荷。夏の装いに欠か...

ジャパンレザーの集大成がここに。AJLP始動。

  • 2026.08.06

ALL JAPAN LEATHER PRODUCT。略して「AJLP」なるビッグプロジェクトが始動した。国産の原皮=地生(じなま)にこだわり、鞣しから縫製まですべてを日本で行う“オールジャパン”に価値を見出し、そのクオリティや魅力を伝えるべく、革のプロフェッショナルたちがここに集結した。 ALL J...

変わらぬ美学に宿る新たな意匠。「アリゾナフリーダム」の今季注目は『浮唐草』

  • 2026.08.03

ARIZONA FREEDOMのものづくりは、受け継がれてきた美学を守りながら、新たな表現を追求し続けている。今季は、立体感のある彫刻で唐草を表現した「浮唐草」が登場。伝統的なモチーフに新たな息吹を吹き込み、ブランドの世界観をさらに進化させている。一方で、創業以来愛され続ける定番モデルも、その普遍的...

遊びをぎっしり詰め込んだ“俺ジーンズ”を作ってみた。

  • 2026.07.29

児島に本社と工房を置くベティスミスでは、その人に合ったジーンズをフルオーダーで作ることができる。そこで編集部スタッフが現地へ赴き、わがまま言い放題の“俺だけのジーンズ”をオーダー。その様子と完成品をレポートする。 編集・ジョージ(右)|編集部イチのジーンズ偏愛者といっても過言ではない。とんでもないジ...

Pick Up おすすめ記事

変わらぬ美学に宿る新たな意匠。「アリゾナフリーダム」の今季注目は『浮唐草』

  • 2026.08.03

ARIZONA FREEDOMのものづくりは、受け継がれてきた美学を守りながら、新たな表現を追求し続けている。今季は、立体感のある彫刻で唐草を表現した「浮唐草」が登場。伝統的なモチーフに新たな息吹を吹き込み、ブランドの世界観をさらに進化させている。一方で、創業以来愛され続ける定番モデルも、その普遍的...

遊びをぎっしり詰め込んだ“俺ジーンズ”を作ってみた。

  • 2026.07.29

児島に本社と工房を置くベティスミスでは、その人に合ったジーンズをフルオーダーで作ることができる。そこで編集部スタッフが現地へ赴き、わがまま言い放題の“俺だけのジーンズ”をオーダー。その様子と完成品をレポートする。 編集・ジョージ(右)|編集部イチのジーンズ偏愛者といっても過言ではない。とんでもないジ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

朗報!「ウエアハウス」最高峰レーベルの最高傑作DDシリーズ「1001XX」が待望の再入荷。これは見逃すな!

  • 2026.08.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 「1001XX 1947」が近日入荷。夏の装いに欠か...

「ATSU LEATHER WORKS」が世に放つ、唯一無二の革パンエイジングモデル。

  • 2026.07.22

ライダースジャケットの世界で独自のエイジング表現を追求してきたアツレザーワークス。その哲学を受け継ぐ初のレザーパンツ“Lily”が誕生。いちから着用者のライフスタイルを刻み込むプレーンモデルと、長年穿き込まれた表情を職人技で再現したエイジングモデルをラインナップ。革をより幅広い季節、幅広いスタイルで...