2ページ目 - ライバル不在だからこそ独創性はさらに高まった、ハーレーダビッドソンの1960年代から現在まで

唯一のライバル、「インディアン」は何が違う!?

INDIAN 1939 CHIEF1200

凝ったタンクデカールや金色のライン、そして前後フェンダーやチェーンガードの造形など、下の同年代のハーレーと比べてみると、いかにインディアンが豪華だったかがわかる。いわば“高級であること”が個性だったのだ。

インディアンの操作方法は独特で、右側にシフトレバーを備えているほか、アクセル操作は左側で行う。タンクは、ガソリンとエンジンオイルが入るようになっていた。

インディアンはもちろん、ハーレーも当初は吸気をOHV、排気をサイドバルブ方式とした「オホッツバルブ(Fヘッド)」を採用していたが、インディアンはハーレーよりも10年も早くサイドバルブエンジンを採用。これは当時ヨーロッパの数々のメーカーが採用していた方式で、そのエンジンを参考に開発したのだ。

フロントに「ガーターフォーク」を採用していることが特徴。フェンダー上部に装備された何枚もの黒い板がスプリングである。

圧巻はヘッドライト上に装備されたホーン。ネイティブアメリカンの顔が立体的にデザインされているのだ。

H-D 1939 EL

インディアンと比べるとかなりシンプルなデザインに感じるが、サイドバルブ全盛期にあって、OHVエンジンを採用するなど、性能面では一歩先を行っていたのがハーレー。上のサイドバルブと比較するとエンジンまわりの迫力がわかる。

オーバーヘッドバルブ(OHV)方式をいち早く量産化し、1936年に登場した「ナックルヘッド」エンジン。サイドバルブの採用ではインディアンに先を越されたため、それを帳消しにするほどのインパクトある進化が求められていたのかもしれない。エンジンまわりの密度がギュウギュウに詰まっていて、見るからに高性能っぽさにあふれている。

左側にシフトレバー、アクセルは右側と操作方法は標準的。オイルタンクをシート下に配置し、タンクにはガソリンのみが入る。

フロントには「スプリンガーフォーク」を装備。横にあるダイヤルによってバネの動きを制御する、摩擦式のダンパーを採用。

ライバルメーカーの復活でレースに注目が集まっている!?

2006年にインディアンが新生し、最近ではその勢いを増しているのはご存じだろう。2020年から始まった「キング・オブ・ザ・バガーズ」というレースに、ハーレーは「ロードグライド」、インディアンは「チャレンジャー」という、文字通りライバルモデル同士でガチンコ勝負を繰り広げ、ファンたちを熱くさせているのだ。

(出典/「CLUB HARLEY 2025年4月・5月合併号」)

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ハーレー好きのためのマガジン

ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
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