カッコよく決まる! スタイリング巧者に学ぶ、メガネと帽子の合わせ方。

スタイルメイクに長けた者は、メガネと帽子の存在をおろそかにしない。どのような視点で選んでいるのか。どのように合わせているのか。そして、ウエアとの相性についてはどう考えているのか。「J.PRESS & SON’S」黒野智也さんに聞いた。

「J.PRESS & SON’S」黒野智也さん|学生時代からアメカジのセレクトショップなどで販売員を経験。また、レディスアパレルやスポーツアパレルの経験もあり、幅広い見識を有する。現在は「J.プレス&サンズ」のディレクターとして、またブレザー偏愛家として大活躍!

【スタイル①】ラフなレザースタイルに見えて実は配慮しまくりという奥深さ!

「自分は、その日のコーディネイトのなかで帽子とメガネは最後の最後に決める派です。帽子とメガネで今日の気分を最終的にチューニングするわけです。このコーディネイトの場合、レザーブルゾンのブラウンカラーが中心となるので、キャップとサングラスはアースカラーで連携させてグリーンを合わせています。変に浮いてしまわないように。また、レザーブルゾンを取り入れたスタイルが重く見えてしまわないように、キャップとサングラスはフォルムにも気を遣っています。冬でも適度に軽やかなニュアンスが出るようにね……。さらには、ピアスのゴールドに合わせてサングラスのメタルフレームもゴールドにして、顔周りのカラーバランスにも配慮しています」

【着用帽子】WOODEN SLEEPERS

「ニューヨークのスーベニアみたいなデザインが気に入っています。刺繍のフォント、全体の色落ち感などから醸し出される雰囲気がいいですよね。この独特の匂いやムードをまといたい時に選んでいます」

【着用メガネ】AHLEM

「このサングラスは女性デザイナーによるブランドらしい艶感と繊細さが漂っているところがいい。これひとつで、バランスの中のアンバランスが生まれるというか。いい感じで装いをチューニングできる」

【スタイル②】上品さと遊び、米国と欧州、様々なミックスバランスを堪能

「法則として、紺ブレも含めたテーラードタイプのジャケットにはキャップ、デニムジャケットなどカジュアルなアウターにはハットを合わせることが多いかもしれません。このコーディネイトでは、上品さと遊びのバランス&アンバランスを楽しんでいます。ラビットファーハットとブロードピンストライプシャツが上品で、サングラスとデニムジャケットのデザインで遊び心をアピールするという……。米国と欧州の雰囲気をブレンドした感じもありますね」

【着用帽子】KIJIMA TAKAYUKI × TAKAHIROMIYASHITA TheSoloist.

「ブリムが長いと重たく見えてしまいがちですが、こちらはフロントが柔らかく垂れることで軽さが優しさといったニュアンスが打ち出されています。グレーの柔らかいトーンもいい!」

【着用メガネ】SAUVAGE

「昔のカルティエとかでありそうなクラシックにしてヒネリが効いたデザイン。軽さとピアスとの相性を考えてゴールドのメタルフレーム。薄めのレンズカラーを選ぶのも自分流」

【スタイル③】スパイク・リーをリスペクトしてNYストリートなムードを醸す

「ニューヨークに出張に行った際には、いつも驚きを感じています。人種のるつぼ感というか、様々なスタイルのミックス感にやられているわけです。ヤンキースのニットキャップを被る時には、自分もそういう感じに染まるのを楽しんでいるというか‥‥。まあ、分かりやすいアイコンで言うなら、映画監督のスパイク・リーですかね。ニットキャップにメガネにテーラードジャケットという合わせでストリート感を演出したい時にはもってこいです!」

【着用帽子】NEW YORK YANKEES(USED)

「最近は、とにかくドジャースが話題に上がりがちですが、やはりヤンキースを忘れてはいけません(笑)。黒ブチのメガネやツイーディーなジャケットとの相性は半端ないと思います」

【着用メガネ】SELIMA OPTIQUE

「ニューヨークデザインでフランスメイド。単に黒オンリーで構成されているのではく、テンプルに入ったゴールドやグリーンの挿し色が効いています。そこでピアスとの相性も担保!」

(出典/「2nd 2026年1月号 Vol.216」)

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