スタイリング巧者に聞く、メガネと帽子の似合わせ術。4人それぞれのテクを参考にしよう!

スタイルメイクに長けた者は、メガネと帽子の存在をおろそかにしない。どのような視点で選んでいるのか。どのように合わせているのか。そして、ウエアとの相性についてはどう考えているのか。4人の功者に聞いた。

柔らかさをアピールしながらコミュニケーションツールとして|「マークメーカー」柳雅幸さん

「キャップとメガネのコンビについて思い返してみれば、かつての会社でプレスの任務を命じられた時、自分の顔を覚えてもらうためのコミュニケーションツールとして組み合わせを考え始めたのが最初でした。一番のマイルールは、フォルムですね。キャップは被りが浅くてツバがカーブしているダッドキャップのタイプを選んでいます。メガネは丸型に近いボストン。今の気分は、茶系のメガネを選びながら全身を柔らかい雰囲気でまとめていくことですかね」

「マークメーカー」柳雅幸さん|本誌おなじみのインポーターでセールスやプレスとして従事後、独立。現在はペイデイなどを手がけるマークメイカーのディレクターを務める。80年代のマウンテンバイクのフレームを軸にカスタムした自転車で爽快に街を駆け抜ける日々。

【着用帽子】LOOSE JOINTS

「“dog!”の文字を使って犬の姿を表現した刺繍がおもしろいなと。これもちょっとしたコミュニケーションツール!」

【着用メガネ】JACQUES DURAND

「もう2年ほどこの茶色を掛けてきて、いまだに気分が継続。次はどんなボストンにしようかと考えてはいるところ」

英国のカシミヤニットキャップとフレンチヴィンテージメガネで主張|「メイデンズショップ」牧野真也さん

「ニットキャップはポンポンが付いたノスタルジックなものが気分で、一昨年くらいからコーギーに別注したりしていますね。また、自分はメガネを常時掛けているわけではないので、掛けるとしたらフレンチヴィンテージをアクセサリー感覚で取り入れています。今日はツイードベストとコーデュロイパンツで温もりをプラスしながら、ニットキャップとセーターをカシミヤ素材にして、懐かしい雰囲気の中にも大人の余裕が漂うスタイリングを意識しています」

「メイデンズショップ」牧野真也さん|2026年には現在地に移転オープンしてから11年を迎えるメイデンズショップの敏腕ディレクター。地元・岡崎市の古着屋に中高校時代から通い詰めてヴィンテージに精通するところからファッション遍歴がスタート。現在は2匹の愛犬に首ったけ。

【着用帽子】CORGI

「メイデンズショップ別注。8本の糸を撚り合わせて1本の太い糸にしたカシミアで見た目も被り心地も温もり充分」

【着用メガネ】FRENCH VINTAGE

「フレンチヴィンテージならではの太い縁取りとクセ強のフォルム。ニットキャップとの相性は意外にいいと思います」

強めのアイテム×強めのアイテムで唯一無二のオーラを醸し出す!|「ビームス」和田健二郎さん

「180年以上の歴史があり、現在も上質な素材とハンドメイド・イン・フランスにこだわり続けている稀有なベレー帽ブランドが〈ロレール〉です。このような大きなサイズ感のベレーは、第1次対戦時にフランス陸軍の山岳部隊で採用されていました。今作[ブル]は、地厚のメルトンと相まって独特なオーラがありますね。合わせたメガネは、マトリックスをイメージしたという跳ね上げ式のサングラス付き。個性が際立つコーディネイトを楽しんでいます」

「ビームス」和田健二郎さん|1990年にビームスに入社。バイヤーなどを経てデジタル上で店舗スタッフのメディア化を推進するオムニスタイルコンサルタントとして活躍中。自身の衣食住を掘り下げたパーソナルブックを出版し、B印MARKET内で展開する個人商店も好調。

【着用帽子】LAULHÈRE

「フランス陸軍山岳部隊で大隊司令官として活躍したジャン・ブルの名前をモデル名に冠した[ブル]。裏地はシルク」

【着用メガネ】TAKAHIRO MIYASHITA TheSoloist.

「彼が創るアイウエアはコレクションの度にチェックしています。他の人だと創らない・創れないものに惹かれますね」

上品なハットとモダンなメガネでウエスタンな装いを自分らしく!|「ザ ファットハッター」渡部陽介さん

「今、自分の中ではウエスタンが気になっていて。ドレスとウエスタンの要素を掛けわせたようなドレスタンなハットは、野暮ったく見えないように明るいアイボリーカラーのビーバーファーフェルト素材を選びました。サングラスはクラシックなメガネをデザインソースにしていますが、チタンフレームを使っていて現代的な軽い掛け心地や見え方がポイント。これらのおかげで、ウエスタンな装いで攻めつつも知的で上品な仕上がりになっていると思います」

「ザ ファットハッター」渡部陽介さん|インポートブランドやセレクトショップのスタッフを経て、ザ ファットハッターのマネージャーに。ハットはもちろんのこと、ヴィンテージウエアからメガネまで様々なジャンルへの造詣が深い。スタイリングの提案力にも定評がある

【着用帽子】THE FAT HATTER

「身長が高くないのでクラウンの高さは12cmほど、ブリムの長さは7.5cmほどが好バランスだと思っています」

【着用メガネ】STEADY

「繊細な感じのメタルサングラスを探しているタイミングでザ ファットハッター代表の菊地さんからいただきました」

(出典/「2nd 2026年1月号 Vol.216」)

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2nd 編集部
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