「adidas」のアーカイブからスニーカー以外の逸品をピックアップ!

ドイツのクラフトマンシップをルーツに持つ「アディダス」。アイコニックな意匠と機能美を兼ね備え、世界中の人々を魅了してきた。本企画では、その豊かなアーカイブの中からスニーカー以外の逸品をピックアップ。ブランドの奥深さを、あらためて体感してほしい。

【Nylon Jacket】スポーツウエアからカジュアルへ、変遷を楽しむ

レインコート的なスタイルで作られる。フランス「VENTEX」社製の表記が入る70s後期から80s初期。この頃は小さなピスネームのみでブランドを控えめに主張する。9680円(ウエスビル0471-62-5661)

センタースナップ留めのナイロン素材の中綿入りスポーツジャケット。左胸のトレフォイルや左腕の“adidas”ロゴを大きく取り入れるデザインは80s中期から後期の特徴。4万1800円(ウエスビル0471-62-5661)

パリッとしたナイロン1枚地の70s。フランス製だからか袖のスリーストライプスはトリコロールカラー。ハンドウォーマーポケットに畳み入れることが可能なパッカブル仕様。9900円(テイク吉祥寺電話番号非掲載)

創業当時に革製シューズの補強として3本のバンドを取り入れた「アディダス」の高い機能性を表現。1990年から使用された「パフォーマンスロゴ」を採用する。9800円(デザートスノー下北沢1号店03-5790-9601)

【Jersey】ブランドのらしさが顕著に現れる

折り返せるほど高いリブ襟とタイトなシルエットが70sらしいトラックジャケット。リアルなスポーツウエアとして、同色のパンツと常にセットアップで着用された時代のもの。4万3780円(リオール03-6454-6802)

「adidas」の文字が大小入り混じった三角吊り下げタグは、80s初期から中期に使用されたレアタグ。左胸のネームは後年の大きなトレフォイルロゴへと変化していく。2万7390円(ジャンピンジャップフラッシュ03-5724-7170)

本質の追求として1991年に誕生した「エキップメント」ライン。ランニングからアウトドアまで幅広く展開。ショルダーのトリプルステッチ仕様が特徴的で、主張ある一着。9680円(ミスターチャビー03-6304-9566)

スウェットパーカーにスリーストライプスが入る珍しい仕様。80s中期頃までの細身シルエットで、現代のスタイルにも合う。ネイビー部分の経年変化も楽しめる。1万2980円(ミスターチャビー03-6304-9566)

【T-Shirts】探すと意外と見つからないTシャツ

1980年、アメリカ・レークプラシッドで開催された冬季オリンピック柄のロングスリーブTシャツ。背面には1932年同地開催時のスキージャンプ柄がプリントされる。2万7280円(リオール03-6454-6802)

ブルーのパフォーマンスタグが付く90s。ハーフジップクルーTシャツで、サイクリングシャツのようなデザイン。ジッパー引き手がトレフォイル型になっており可愛らしい。8690円(フォヴォス03-3797-5822)

アメリカ製の80sTシャツ。コットン×ポリエステル生地特有のフェード感が古着らしい魅力。生地が薄くなり横縞が浮き出たような風合いは、この年代ならではの表情。1万780円(カメレオンセカンドハウス03-3478-4778)

【Pants】どこか懐かしさを感じるラインナップ

プロテニス協会「ATP」とVENTEX社が共同開発した生地「KEYROLAN」のタグが付く70s後期のトラックパンツ。この時代はセンタープリーツ入りが主流だった。1万9580円(コモン04-7166-5433)

シルバータグ付きの80s中期トラックパンツ。ゆったりとしたシルエットで人気が高い。裾サイドはジッパー仕様で、シューズを履いたまま脱着が可能。6490円(カメレオンセカンドハウス03-3478-4778)

90sアディダスのナイロンパンツとしては珍しいダブルニー仕様。裾にストラップを備え、ベルクロで調整可能。シルエットの緩急を楽しめる機能的な1本。7700円(テイク吉祥寺電話番号非掲載)

(出典/「2nd 2025年12月号 Vol.215」)

この記事を書いた人
原田学
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原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
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