旧きよき時代のアメリカを感じさせるマドラスチェックの開襟シャツやサマーニット。そんな夏のトラッドスタイルを格上げするのは、やはりアメリカ・ニューヨークで生まれ育ったモスコットのアイウエアしかない。
モスコットだけが醸し出す本物のヴィンテージ感。
1915年にニューヨークのロウアー・マンハッタンで創業したモスコットは、現在も家族経営を貫く、アメリカントラディショナルそのもの。現在は、4代目のハーヴェイとその息子である5代目ザックの親子2人3脚により、世界中に直営店を拡大し、さらなるグローバル化も進んでいる。
ここ日本においても昨今のクラシックブームの筆頭ブランドとして、毎年、春と秋に合わせてリリースされる日本限定モデルは即完売必至の人気シリーズだ。
このジャパンリミテッドには、日本人の顔型にもフィットするようにノーズパットが標準装備され、定番人気モデルである[レムトッシュ]には、ヴィンテージ感をより強調する立体的なリベットが施されるなど、日本らしい細かなアップデートがされている。
また、12回目となる今回はお馴染みの[レムトッシュ]に加えて、隠れた傑作として知られるボストンシェイプの[ゼブ]がラインナップされているのも嬉しい限りだ。
クリアレンズももちろん万能だが、夏には薄色のカラーレンズをオススメしたい。モスコットのカラーレンズはガラスレンズを採用しており、まだプラスチックレンズが普及していなかった時代の雰囲気を楽しめる。
それだけでなく、ガラスレンズは傷がつきにくく、透過率が高いため、クリアな視界を得られるという利点も。目元を程よく彩り、サマートラッドスタイルにさらなる清涼感を与えてくれる。
12回目の日本限定モデルは過去の名作復刻。
モスコットの中でもアメリカントラディショナルを象徴するフレームとして 人気の高い[レムトッシュ]と[ゼブ]。旬なカラーレンズは定番ブルーの他に、シックなブラウンやグレーなど、玄人好みなカラーも今季はラインナップ。
ZEV(セブ)|隠れた傑作として知られるボストン型のメタルフレーム。
アメトラスタイルの定番として親しまれる、メタルフレームのボストンシェイプ。[ゼブ]は往年のファンからも人気が高く、日本限定モデルとしては今回久しぶりのラインナップとなる。メタルに施した七宝風のべっ甲柄は、上質感とさり気ないクラシック感があり、顔なじみもいい。テンプル全体がプラスチックで覆われる通称「長モダン」と呼ばれるデザインにより、コンビフレームらしい掛けやすさも手に入れた。カラーレンズ 4万1800円/クリアレンズ 3万8500円
LEMTOSH(レムトッシュ)|定番人気モデルは過去の人気配色が待望の復活。
モスコットを象徴するモデルとして揺るぎないボストンウェリントン型の[レムトッシュ]。毎回、日本限定モデルでも欠かせない存在だが、今季は12回目を記念して、過去の人気配色が再登場。主張のあるトラべっ甲柄フレームに旬なブルーカラーレンズの組み合わせはサマートラッドの王道。ブロウのように見えるツートーンカラーフレームも、ライトブラウンを纏うことで上品なヴィンテージ感を醸し出している。カラーレンズ3万9600円/クリアレンズ3万6300円
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
【問い合わせ】
モスコット トウキョウ
03-6434-1070
https://moscot.com/
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo:Taro Hirayama, Yoshika Amino、Styling:Nobuyuki Ida、Text:Kazuki Ueda、Hair&Make:Miho Emori、Model:Scott
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