背景や国の文化も知れば、革靴の魅力を存分に味わえる。
学生時代に始めたバイトをきっかけに革靴の魅力を知り、以降は革靴とその着こなしについてとことん深掘りしました。そうすると、各国によって革靴へのアプローチや考え方に差があり、その国の文化までうっすら見えてくる。それがとても面白くて、英国靴からスタートした革靴も、今では分け隔てなく年間4、5足は購入。気づけば100足以上も所有しています。
やはり、選びもこなしも背景を知ることが大事。その有無により着こなしに説得力が生まれますから。そうすれば、V ゾーンやチーフで見せるちょっとしたハズしもより活きてきます。
【ここぞ! で履く一足】ガジアーノ&ガーリング
上級ラインのデコシリーズ。そこまでやるか、と思えるほどビスポークと同じスタイルで作られていて、クオリティ、素材の良さ、エレガントさは既成靴の中でもトップクラス。
【革靴の醍醐味を教えてくれる一足】トリッカーズ
所有する革靴でもっとも多いブランド。中でもカントリーブーツは毎年必ず履いています。ドレスとカジュアルの両方で楽しめエイジングも堪能。革靴の魅力が凝縮されていますね。
【初心にかえれる一足】アレンエドモンズ
入社時に購入した革靴。アメリカを代表するロングウイングチップの一足で、コードバンの素晴らしさを教えてくれました。王道のデザインなので20年近く経っても色褪せません。
◆
断然革靴派な皆さんの靴選び、コレクションを拝見すると、次なる一足への欲望がふつふつとわいてくるはず。ぜひ参考に、出会いを求めて街へと出かけてみてがいかがでしょうか?
(出典/「断然革靴派 2nd 2022年4月号増刊」)
Photo/Norihito Suzuki, Akane Matsumoto,T akahiro Katayama,Keiichi Ito
関連する記事
-
- 2024.11.22
なぜ英国トラッドにはブラウンスウェード靴なのか? 相性の良さを着こなしから紐解く。
-
- 2024.11.22
キズもデザインに。革に対する「新たな気づき」を教えてくれるクリンチの新プロジェクト。
-
- 2024.11.22
保存版! 英国トラッドスタイルに必須のブラウンスウェードシューズ14選。
-
- 2024.11.22
なぜ英国トラッドにはブラウンスウェード靴なのか、その歴史を学ぶ。