消費するより育てられるモノ。単純にそっちの方が格好いい。
2016年頃からオーダースーツを着続け、足元はというとやっぱり革靴。ただ、独立したての若い頃からカジュアルでもどこかでちゃんとしたいという気概は持っていました。その表れが革靴。わりと背伸びをするのは嫌いではなかったのでオールデンを最初に買いました。
たしかに安くはありませんが、スーツと一緒で神経質に向き合いたくはない。いわば“普段着” として身に付けたかった。ですからそこまでケアすることもありません。楽しいのは徐々に現れる変化。単純に消費されるモノより育て甲斐のある方が素敵だと思いますし、だから革靴に手が伸びるのでしょうね。
【初オールデンの一足】オールデン
25歳の独立したての頃に手にした初オールデン。当時はメンズ誌の撮影が大半でしたから、頻繁にオールデンは目にしていましたし、買うならやはりコードバンと考えていました。
【タフかつラフに履ける一足】ジェイエムウエストン
仕事で海外へ行くと、自然味溢れるところから街、さらには格式高いレストランへ行く場合もあります。そこで活躍するのがこれ。ラバーソールの頼もしさといったらありません。
【真夏に履く一足】ジャコメッティ
金沢のフェイトンというお店と仕事をしてまして、2年前に同店のモノマニアなオーナーに勧められて。当時、“エキゾチック” という言葉に惹かれていたのも背中を押しました。
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断然革靴派な皆さんの靴選び、コレクションを拝見すると、次なる一足への欲望がふつふつとわいてくるはず。ぜひ参考に、出会いを求めて街へと出かけてみてがいかがでしょうか?
(出典/「断然革靴派 2nd 2022年4月号増刊」)
Photo/Norihito Suzuki, Akane Matsumoto,T akahiro Katayama,Keiichi Ito
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