1.早熟らしい肩の力が抜けたブレザーのカジュアル使い。
フリークス ストアのメンズバイヤー・森畑優太さん(24)は18 歳から某トラッドショップにて知識と経験を蓄え、すでにオールデンを15足所有するというアメトラ狂。「自分のなかで定番スタイルは一旦やり尽くした感があるので、いまはど真ん中じゃないアメリカらしさを意識しています。例えばプリントTをインナーに着てみるとか、新鮮な気持ちでトライしたいですね」
2.正統派アメトラスタイルに色・柄のチョイスで若さをアピール。
ビームス 新宿のショップスタッフ・清野拳さん(27)は学生時代に留学先のアメリカでレガッタやアメフトの本場アイビースタイルに触れ、その世界にのめり込んだと語る。「ベースはB.D.やチノ、ローファーを取り入れた正統派ですが、鮮やかなブルーベースのストライプシャツや星条旗風の柄でハズしたタイのVゾーンがポイントです」
3.肩の力を抜いた、ブルゾン感覚で羽織りたい。
ワイルド ライフ テーラー 恵比寿で働く宍戸佑輔さん(28)は、学生時代に留学先だったニューヨークでは本場のトラッドショップに感激しこの世界へ足を踏み入れた。「ブレザーはあくまでブルゾン感覚。伝統的なディテールは自然とそんな着方にハマるんです。インナーのTシャツは白だとつまらないので、カーキカラーを。これは『アニーホール』のウディ・アレンがお手本ですね」
4.3枚目なキャラクターに隠れた、高度な着こなし。
20代の前半からホームディクトのディレクターを務めるNAOさん(28)は、ヨーロッパを中心に、時にはラグジュアリーブランドまでもバイイングする敏腕。「いつも目指しているのは、“ナシをアリにしちゃう” そんな着こなし。普通は手に取らないようなアクの強いアイテムも強引に合わせることで、馴染んできたらこっちのものです!(笑)」
5.アイビー文化を地で行く、生粋のトラッドマン。
ユーソニアングッズストアのスタッフ・早野海さん(24)は丁寧にグルーミングされたヘアスタイルにダブルブレストのブレザースタイルで雰囲気十分。「とくに1950年代以前のアメリカンクロージングが好きで、ヴィンテージアイテムとのミックスを楽しんでいます。パンツはトロピカルウール、シューズはレザーとメッシュのコンビで随所にサマートラッドアイテムを取り入れました」
6.若さ故のクラシックなもの選びが新鮮さを強調させる。
フリーマンズ スポーティング クラブの店長・古茂田貴洋さん(29)はヴィンテージの軍パンツを選んで、よりカジュアルダウン。腰回りはベルトレスで軽妙に、サスペンダーがクラシカルだが新鮮さを醸している。「ロウアーイーストサイドを歩くニューヨーカーがスタイルサンプルです。B.D.シャツにはオックスではなく上質なシャンブレー生地を選ぶなど現代紳士的な“男らしさ” を盛り込みました」
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