
インテル用コードを動作させるには、Rosetta 2が必要だった
アップルは2020年に、Macのチップセットをインテル製から、iPhoneのAシリーズチップの設計をベースとしたApple Siliconである『Mシリーズチップ』に切り替えると発表した。
しかし、そのままでは従来のインテル用のコードが一切動作しないため、アップルはインテル用のコードをApple Silicon上で翻訳して実行する仕組みである『Rosetta 2』を用意した。これにより、インテルMac用のプログラムもApple Silicon搭載Macで動作可能となったが、翻訳を介する以上、かならずしも効率が最適とはいえなかった。
以来6年、PFUのScanSnap Homeは長らくRosetta 2経由での動作に留まっていたが、2026年3月3日に発表された『ScanSnap Home Mac Ver.3.6.0』において、ようやく待望のネイティブ対応が果たされた。これによりRosetta 2は不要となる。

アクティビティモニタで見ても、『種類』の欄が『Intel』ではなく『Apple』になっている。
念願のネイティブ対応がかなった
本バージョンではネイティブ対応以外にも、いくつかの進化が見られる。まず、NASなどのネットワークフォルダーへコンピュータを介さず直接保存できるようになった。これは、UGREENなどNASの普及に対応したものと思われる。
また、追加のインストールを必要とせず、スキャンデータを直接Microsoft Office形式へ変換することも可能となった。さらに、長尺読み取り機能も改善されている。通常スキャンで読み込める長さが従来の360mmから500mmまで拡大されたことで、長いレシートなども「長尺モード」へ切り替える手間なく、そのまま読み込むことができる。
数多くのScanSnapとソフトウェアとの整合性を保つ作業は大変だとは思うが、6年はかかり過ぎな気もする。ともあれ、これで『Rosetta 2のインストールをすることなしにMacを使える』という人も増えたはずだ。まずは、喜ばしい。
筆者も早速アップデートしてみたが、快調に動作している。
(村上タクタ)
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