Eufy eufyCam S3 Pro 2-Cam Kit
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電源不要だが陽光はあった方がいい。Wi-Fiが届くかどうかも課題
eufyCamはホームサーバーとなるEufy HomeBase S380と、カメラ部分であるeufyCam S3 Proに分かれる。
HomeBase S380を設置する場所は、屋内で有線LANと電源が取れる場所である必要がある。こちらは簡単。筆者はリビングのWi-Fiルーターの横に置き、付属のLANケーブルで接続した。
カメラはそれぞれeufyアプリからHomeBase S380への接続を設定できる。アプリでQRコードを表示して、それをカメラに読み込ませて設定するなど、よく工夫されていて、アプリの指示通りに作業すれば、簡単に設定できる。
eufyCam S3 Proは、Wi-Fiとソーラーパネルとバッテリーを内蔵しているので、ケーブルレスで設置できる。
まずは電源の話。ソーラーパネルで充電する量より消費する量が多いと、取り外して屋内でUSB-Cケーブルを接続して充電してやる必要がある。
人通りが多くて、撮影と通知をたくさん行うとバッテリー消費が多くなる。ソーラーパネルに太陽がたくさん当たると充電量は多くなる。また、付属品としてひとつ付いてくるソーラーパネルを追加して運用することもできる。
つまり、バッテリーを長持ちさせるには通知の頻度が低くなるように設置して、太陽光が当たるようにするのがベスト。それらがかなわないなら、ソーラーパネルを追加するか、通知が来過ぎないように感度や感知範囲を細かく調整することで、バッテリーライフを長くすることができる。バッテリーライフが短いと、頻繁に充電することになるが、逆に言えば充電すればいいだけの話ではある。
ネットワークに関しては、取り付け時にWi-Fiが届く場所かどうかをアプリで確認することができる。
筆者の家では、リビングに置いたHomeBase S380から、ベランダとガレージに置いたeufyCam S3 Pro、玄関で以前から使っていたSolar Wall Light Cam S120まで、Wi-Fiが届いた。それほど大きな家ではないし、木造だというのが幸いした気がする。
しかし、田舎の広い家や、壁がコンクリートだと届かないところも出てくるかもしれない。将来的に、中継器やSIMを内蔵して遠隔地にも設置できるタイプができれば、地方の広い家の倉庫や、畑などの監視にも使えるようになるかもしれない。そのあたりは将来に期待。
コンクリート壁に付けるには電動ドリルドライバーが必要
取り付けは、タッピングビス2本。
木材になら、タッピングでそのまま。コンクリート部分に設置するならφ6mmの穴を開けて付属のアンカーを使う。つまり、コンクリート部分に固定するなら、電動ドリルドライバーなどが必要。筆者宅はベランダは木質の部分にタッピングで、ガレージ側はコンクリートにアンカーを使って固定した。
実は、玄関のS120は、雨に濡れない場所でもあるし、タイル部分に穴を開けたくなかったので、強力な両面テープで固定している。
しかし、eufyCam S3 Proは荷重のかかる形状なので、両面テープでは無理。なんとかして、ネジ止めする必要がある。
目立つので、抑止力も大きそう
新築の家などで、ネジ止めするのに抵抗がある場合は厚くて大きな板を両面テープなどで固定して、その板にネジ止めするという手もあるかもしれない。設置してみて思うのは、意外と目立つカメラなので、このカメラを設置したこと自体も抑止力になりそうだ。
犯罪者も、カメラのある家とない家だったら、カメラのある家は避けていくだろうし、向ける方向によっては、家をチェックする犯罪者なども写るかもしれない。
非常にお勧めできるセキュリティカメラである。
(村上タクタ)
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