書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

北海道Fビレッジから世界へ——スタートアップの未来を拓く「Hokkaido F Village X」始動

  • 2025.03.17

北海道の大地に、新たなイノベーションの拠点が誕生する。場所は、日本ハムファイターズの球場『エスコンフィールド』を要するFビレッジ。札幌からも新千歳空港からも近いという絶好の地の利と、北海道ならではのスぺースの広さを活かし、西海岸のスタートアップマインドをScrum VenturesとScrum Studioが注入する。

Scrum Venturesグループ、創業者兼ゼネラルパートナーの宮田拓弥氏。

北海道って、スタートアップに向いてる!

先日、筆者は別件の取材で北海道に行ったのだが、その利便性の高さに驚いた。羽田から飛行機で約 1.5時間。便数もそれなりにあるし、空港から各方面への利便性もいい。北海道ならではのスペースの広さもあるし、ドローン、ロケット開発などのスペースを必要とするベンチャーには最適だろう。またインバウンドで北海道旅行に来てる人の多さにも驚かされた。そのことからも分かるように、羽田で乗り換えれば海外からの便もいい。

反面、デメリットもある。日本の地方都市全体を覆う高齢化、過疎化の波は北海道にも押し寄せており、札幌以外の町は思ったより過疎化が進んでいる。商圏人口も減りつつあるので、地元でビジネスを盛り上げていくのは難しいかもしれない。

しかし、地元商圏をあてにしないベンチャー企業、特にスペースを必要とするカテゴリーの企業なら、北の大地には大きな可能性がある。そこに目をつけたのが、西海岸のベンチャースピリットを持って、日本企業の可能性を広げようとしているベンチャーキャピタル、Scrum Venturesだ。

西海岸に本拠を置くScrum Venturesは、特定のテーマを掲げて世界中からベンチャー企業を集め、同時にベンチャー企業とコラボレーションしたい、資金提供をしたいという企業を募る。また、場合によってはScrum Ventures自身が出資する場合もあるし、インキュベーションとしてさまざまなアドバイザー、メンターを招聘し、スタートアップを成功させるべく強力なチームを組む。今回は『北海道の可能性』をテーマとしてグローバルアクセラレーションプログラム『Hokkaido F Village X(HFX)』をスタートさせる。

発表会には、株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントの常務取締役開発本部長の前沢賢氏(右)も登壇。

北海道って、やっぱり挑戦の大地なのである。西海岸との相性は良さそう。

HFXの特徴と展開

HFXは、北海道日本ハムファイターズの本拠地である「Fビレッジ」を拠点とし、世界中のスタートアップが実証実験や事業展開を行うためのプログラムだ。年間約10社、3年間で30社を採択し、「スポーツ・エンタメ・スタジアム」「フード&アグリ」「モビリティ」「サステナビリティ」「ウェルビーイング」の5つのカテゴリにおいて、新技術や新サービスの社会実装を支援する。

このプログラムでは、Scrum Studioが運営を担当し、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントが運営協力パートナーとして参画。また、ヤマトホールディングス株式会社や株式会社JTBといったパートナー企業、さらに北海道 北広島市、JETRO、STARTUP HOKKAIDOといった自治体・リソースパートナーと連携し、事業共創の機会を提供する。

栗山英樹氏がアドバイザーとして参画

HFXの特筆すべきポイントの一つが、北海道日本ハムファイターズのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)である栗山英樹氏のアドバイザー就任だ。栗山氏はファイターズやFビレッジ、北海道の魅力を活かしながら、スタートアップと地域を結びつける重要な役割を担う。スポーツを軸にした街づくりを推進するFビレッジにおいて、スタートアップの技術をどのように活かせるか、実践的なアドバイスを提供することが期待される。

スタートアップと北海道の未来

HFXは、スタートアップにとって単なる事業開発の場ではない。北海道の持つ魅力を活かしながら、社会課題の解決にも貢献できるプラットフォームだ。特に、スポーツや観光、エネルギーなどの分野では、北海道ならではの環境を活かした実証実験が可能になる。例えば、スポーツ施設での最新テクノロジーの活用や、地元の食材を活かしたフードテックの開発、寒冷地での持続可能なモビリティの実証などが考えられる。

HFXのもう一つの特徴は、グローバルな視点を持てることだ。多くのスタートアップが日本市場だけでなく、海外展開も視野に入れている。HFXは、海外の投資家やパートナー企業とつながる機会を提供し、北海道から世界へと事業を広げるサポートを行う。

また、スクラムベンチャーズはシリコンバレーを拠点に活動しており、これまでに130社以上のスタートアップへの投資実績を持つ。こうしたネットワークを活用し、HFXに参加するスタートアップが世界のスタートアップ・エコシステムと連携できるよう支援する。

HFXへの参加方法

現在、HFXでは2025年3月から5月までの期間でスタートアップの募集を行っている。厳正な審査を経て採択された企業は、北海道での事業共創機会を得るだけでなく、スクラムベンチャーズによる出資検討の対象にもなる。

本プログラムの詳細や応募条件については、公式ウェブサイト( https://hfx.jp/ )を参照のこと。

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

みなみ188

2nd(セカンド)

ヤングTRADマン

みなみ188

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部