書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

松葉製作所製の亀甲名栗パームレスト&ルーフで「気分はもう文豪」

何で書こうと文章はテキストデータの集合体に過ぎない。しかし、人のこころを動かす文章を書こうと思うなら、良い道具を使いたい。HHKB(Happy Hacking Keyboard)と一緒に使うべく作られた、松葉製作所の亀甲名栗木製パームレスト&キーボードルーフ (ウォールナット)は、ユーザーの心を豊かにしてくれる。

亀甲名栗木製パームレスト&キーボードルーフ (ウォールナット)
https://www.pfu.ricoh.com/direct/hhkb/hhkb-option/detail_kbrf-palm-knw.html

HHKBにピッタリフィットする便利さ

以前のパームレストに続いて、今度は亀甲名栗木製パームレスト&キーボードルーフ (ウォールナット)を試した。

松葉製作所の一生モノ『亀甲名栗木製パームレスト80mm』を試す

松葉製作所の一生モノ『亀甲名栗木製パームレスト80mm』を試す

2026年08月28日

HHKBと一緒に使うことで、持ち運びの時にキートップを守ると同時に、使用時にはパームレストになるという実用性と、モノとしての美しさを兼ね備えた逸品だ。

価格は3万6000円と安くはないが、HHKBを使う限りずっと使える一生モノの逸品と思えば高すぎるということはないだろう。

最大の特徴は、この亀甲名栗の模様。

以前も書いたが、この亀甲名栗の模様はノミ(鑿)や、チョウナ(釿)で、木材を削った時にできる削り跡を活かした加工のことなのだが、古い家だと柱や、門扉などに使われていることがある。

筆写が子供の頃に住んでいた実家には、この亀甲名栗を使った柱があり、この模様を見ると懐かしい気持ちになる。

前回ご紹介したパームレストと違って、この製品は、裏側が箱状になっていて、HHKBのキーボード部分のフタとして利用できる。

HHKBにかぶせてみると、ピッタリフィットで実に気持ちいい。

幅広の輪ゴムが付属しており、これを使うとそのままバッグなどに入れることができる。

ちなみに、HHKB Studioにも使えなくはないが、ちょっとキートップが高いようで、キートップに当たってキーボードルーフがわずかに浮く。使えなくはないが、フィットする……とは言い難い感じ。

2 Wayの便利さと、名栗の心地よさ

パームレストとして使うとこんな感じ。

キーボードをカバーする前後長があるので、少し長いように思うが、机の広さに問題がなければ、これはこれで快適。ゆとりをもって仕事をすることができる。

工芸品といってもいいようなクオリティのパームレストで原稿を書くと、なんだか名文が書けるような気がしてくれる(笑)名文になるかどうかはわからないが、良い道具を使って快適な仕事環境を作るのはよいことだ。

フラットな天面だと、手のひらにくっつくような感じがすることがあるが、名栗の凹凸がかえって手のひらに心地よい。平滑より凹凸がある方が使い心地がいいこともあるのだ。

雪と組み合わせるとこんな感じ。ウォールナットは墨の方に似合う気がする。雪に組み合わせるなら、ブラックチェリーの方が合いそう(名前にブラックと付くが、桜の木なのでこの製品よりもっと明るい色だ)。

キーボードルーフとしても使えるし、パームレストとしても使えるという一挙両得の製品ながら、名栗には工芸品の風格さえ感じる魅力がある。

これを持って温泉旅館にでもカンヅメになって原稿を書きたいものである。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

Pick Up おすすめ記事

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。