書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

宇宙が見える美しさ! 1個1万9800円のHHKB用キートップが届いた!

『Re:japanプロジェクト』のクラウドファンディングで購入した、漆塗りのHHKB(Happy Hacking Keyboard)キートップが到着した。筆者は最初の回に出遅れて、2回目の時に購入したので、入手も少し遅かったと思う。価格は1万9800円と、キートップとしては異常なほど高価だが、「買って良かった!」と満足できる逸品だ。

『Re:japanプロジェクト』
【能登半島地震復興応援】高性能キーボード「HHKB」×伝統工芸「輪島塗」の融合!
https://www.makuake.com/project/hhkb-wajima/

PFUが能登半島地震の復興支援として、高級輪島塗りHHKBをクラファンした……のだが

PFUが能登半島地震の復興支援として、高級輪島塗りHHKBをクラファンした……のだが

2026年08月28日

【製品追加!】即完売のHHKB×輪島塗能登半島地震復興応援クラファン

【製品追加!】即完売のHHKB×輪島塗能登半島地震復興応援クラファン

2026年08月28日

被災した『大徹』の復興を願って

2024年1月1日に起こった能登半島地震から1年が経とうとしている。

交通の便も良くないところで、数少ない道が寸断されたり、有名な『輪島の朝市通り』を中心に火災が起こったりと、大きな被害があったという。また復興もまだまだ道半ばだと聞く。

2006年に、PFUが作ったアルミフレームに輪島塗りのキートップを装着した超高級キーボード『HHKB Professional HG JAPAN』の輪島塗りを行った大徹八井漆器工房も工房が全壊するなど大きな被害を受けた。その復興の一助となれば、とPFUが行ったのが、今回の『Re:japanプロジェクト』だ。

ちなみに、今回のプロジェクトでは、PFUはキーボードやキートップをすべて無償で提供しており、応援購入金は決済手数料を除き、全額が大徹八井漆器工房に渡され、工場の再建や店舗の修復作業に充てられる。

朱合漆の中に広がる金粉が宇宙のよう

届いたキートップは大徹八井漆器工房が、倒壊した工房の駐車場にプレハブ建てで再建された仮設工房で生産されたはず。立派な桐の箱に入り、輪島市の無形文化財である天日黒目漆を大徹さんが施したものであるという書面や、大徹さんの作歴などを書いた書面が付属する。

この季節の輪島の寒さを思うと、身が引き締まる思いがする。

その他に、大徹さんと、PFUの代表取締役社長執行役員の村上清治さんの、いずれも胸を打つメッセージが、しっかりした紙にプリントされたものも同梱されている。

キートップを見ると、漆の中に、輪島で見る夜空の星のように細かい金粉がちりばめられている。キートップに漆を塗り重ねる際には、角の部分にも漆が乗るように、何度も漆を塗り重ねて、金粉を撒いて……を繰り返すのだという。中塗りはベンガラ塗りで、上塗りは半透明の『朱合漆(しゅあいうるし)』を、金粉を撒きながら何度も塗り重ねる留漆(とめうるし)という手法により、この美しさが出るのだそうだ。

工芸品ではあるが、そもそも漆塗りは非常に上質なコーティング剤でもある。江戸時代から残るような漆塗りの器が今も変わらず美しさを保っているのは、この漆の強度を示しているともいえる。

単なる飾りではなく、キートップとして使い続けても大丈夫な強度を持っているのだ。

『墨』にも『雪』にも『白』にも似合う

HHKBの『墨』に取り付けてみるとこんな感じ。

渋い『墨』の左角に、ひときわ溜塗の美しさが際立つ。

シックな『白』にもフィットする。

『雪』に装着すると、白い雪原の上のワンポイントのようにクッキリと目立つ。

これはこれで、美しい。

非常に高価なキートップではあるが、筆者は普段原稿を書くのに使おうと思っている。

普段目に着くところにおいて仕事をしながら、復興のために努力している石川県の方々に思いを馳せ、時に祈る。このキートップはそのためにあるのだと思っている。

購入して良かった。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

関連する記事

Pick Up おすすめ記事

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

Pick Up おすすめ記事

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...