書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

2ページ目 - 10年後の未来を垣間見る——Scrum Venturesが3年ぶりリアルイベント『Scrum Connect 2023開催』

デバイス/IoTのレイヤーでは、スマートファブリック、非侵襲血糖モニター、ナノマシン、XRグラス、エアモビリティ、パーソナルロボット……などが注目されていくだろう。XRモニターについては、いつ具現化するかは分からないが、いつかは実現し、人気を博すだろう……とのこと。

ソフトウエア/AIについては、AGI(汎用人工知能)、AI映画、AI兵器、診断AI、自動運転、量子コンピュータに、ヘルスケア/医療では、再生医療、遠隔手術、ウェルビーイング、AlphaFold(タンパク質の構造予測をするAI)、ゲノム編集、アンチエイジングワクチンに注目しているという。

小売り(Retail)分野では、減ったものを自動で発注してくれるEC冷蔵庫、パーソナライズコマース、インバウンドサブスク、メタバース店舗、スマートコントラクト、そして商品のライフサイクルを包括して考えるメルカリ2.0のような仕組みに注目しているという。

スポーツエンタメ分野も注目されるカテゴリーで、デジタル劇場、サスケ2.0的なイベント、バーチャルアイドル、スポーツメタバース、超人スポーツ、センサーベッティングなどのテーマが挙げられた。センサーベッティングとは、すでに進み始めているが、今後センサーがより小型化して、スポーツ選手の身体にさまざまなセンサーが付けられた時に、それがコーチングや中継に使われていくような未来が考えられるという。

脱炭素においては、CCUS(大気中のCO2を固定する仕組み)、再生可能エネルギー、代替タンパク、マイクログリッド、マイクロモビリティ、サーキュラーエコノミー。

最後に宇宙。アルテミス計画、宇宙旅行、宇宙ゴミ、火星移住、宇宙通信、宇宙ビッグデータ。

これらの、8つのカテゴリーのことが、メタバース、グリーンバース、マルチバースという3つのユニバースにおいて展開していくだろうというのが、宮田さんが展望するこれからの10年。

この枠組みを念頭に、この後のプレゼンテーションを見ていくと、より理解が進むだろう。

国は1000億円のSBIRで後押し

来賓挨拶は、内閣府の鈴木英敬大臣政務官。『グローバル』『イノベーション』が政府の目指してるスタートアップの政策であるから、Scrum Venturesのやってるようなことはぜひ支援していきたいとのこと。政府でも5年間で1000億円のSBIR(政府がベンチャー企業の顧客となることで、ベンチャーを支援する制度)を行って取り組んでいきたいと挨拶で述べた。

考えただけで操作できるブレインインターフェイス

最初の[FIRESIDE CHAT]は、MindPortalの共同創業者兼CEOのEkram Alamさんと、同CTOのJack Baberさんによる『脳が直接操作する、ブレインインターフェースが変える世界』。

イーロン・マスクのニューラリンクは外科的手術を必要とするが、MindPortalは非侵襲型。頭部の外側から脳波の活動を取得して、デバイスを操作するのに利用する。

プレゼンテーションでは、VR空間でMindPortalを使っている様子が映像で紹介されたが、たしかにVR空間内の操作にはコントローラーを使うよりも、このような『考えただけで動作する』仕組みの方が望ましいような気がする。もちろん、まだ発展途上ではあるだろうが、これからの進展が楽しみだ。

見る人に応じて違って見えるディスプレイ、すでに実用化

続いて、最初の[STARTUP PITCH]は、Misapplied Sciencesの共同創業者兼CEOのAlbert Ngさん。

こちらは、すでに何回かScrum Venturesのイベントで拝見しているが、複数の人に違う映像を見せるディスプレイシステム。

たとえば、空港でスマホでチェックインすれば、そのスマホを持ってる人がディスプレイを見れば、その人が乗る飛行機の情報だけが表示されるという仕組み。位置情報を特定して、そちらにだけディスプレイが見えるようにするということらしい。

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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