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EF→RF乗り換えのためのレンズ選び。標準ズームはF4通し? それとも安い方?

筆者個人のためのカメラ選びを、広報機材を借りて検討する企画の第2弾。キヤノンのEFマウントの機材を全部手放して、RFレンズに乗り換えようというプランなのだが、なにぶんレンズを全部乗り換えるとなると検討課題が多い。ボディはEOS R6 Mark IIもしくは、EOS R6と思っているのだが、標準レンズの選択肢がふたつある。

ひとつはRF24-105mm F4 L IS USM、つまりF4通しのレンズだ。こちらは18万4800円(税込・キヤノンオンラインショップ価格、以下同)。もうひとつはRF24-105mm F4-7.1 IS STM。こちらは7万3150円だ。つまり、24-105mmという標準レンズで10万円の差がある。まずは、この2本を比較したい。

RFに乗り換えてEOS R6を買おうと思ったら、Mark IIが発表された。どうすればいいのか?

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2025年10月27日

もうEF→RFにすべき……を検討するため、キヤノンからEOS R6 Mark IIとレンズ多数を借りた

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2025年10月27日

(ちなみに、RFの標準レンズにはRF24-70mm F2.8 L IS USMとか、RF28-70mm F2 L USMなんてのもありますが、そこはお値段的にスルー(笑))

約10万円の価格差と、約300gの重量差

この2本、いろいろとお値段なりの差はあるが、RF24-105mm F4-7.1 IS STMも安いだけではない。なんといっても軽いというメリットがある。一番、少ない荷物で取材に行く時には、おそらくこのレンズを持って行くから、軽さは大事な性能だ。取材者にとってフットワークは命だったりします。

RF24-105mm F4-7.1 IS STMは約395g。対して、RF24-105mm F4 L IS USMは700g。300gの差がある。約670gのEOS R6 Mark IIと組み合わせると1,065gと、1,370g。ずっと持ち続ける装備だと思うとこの差は大きい。

一方、この標準ズームレンズというのは一番使うレンズだったりするから、投資するなら、標準ズームに投資すべきというのはある。大半をこのレンズで撮影するならF4通しの方がいい。実は、そう思ってEOS 6D Mark IIを買う際には28-70mmのF4通しを買った(で、重かった)。

ワイド側はともかく、望遠端でのボケ感が全然違う

さて、撮った写真を見てみよう。三脚とか構えずに手持ちで撮った写真の比較なので、画角がけっこう変わってるのはご容赦いただきたい……。

ちなみにこれはF4通しの方の写真だけれども、28mmのワイド端はどちらもF4だから、あまり差は出ないはず。もちろん、レンズが違うから描写力とかは違うはずだけれども。

これが、105mmの望遠端になると、F値の差が出てくる。

こちらが、RF24-105mm F4-7.1 IS STM。

絞りは一番開けて、F7.1で撮ってる。前後のもみじは多少ボケてるけど、味があるというほどではない。

こっちが高価な方のレンズ。RF24-105mm F4 L IS USM。

やっぱ、こっちの方がいいよね。もみじの葉が大きくボケて、がぜん雰囲気が出てくる。そして主題である人物にしっかりピントが来ることで、話題にしたい人物が目に付きやすくできる。これは私の仕事である取材時にも便利で、どの人の話をしいてるのか、どの人が主題なのか、ピントで表現することができる。

一番使う標準レンズでボケ感が出せるのはいい

もうひとつ、古民家の横に生けてあった椿。

こんどは先に、雰囲気のあるF4通しの方を見てみよう。こちらが、RF24-105mm F4 L IS USM。望遠端の105mmで絞りはF4。

背景の古民家はもちろん、生けてある草木の椿の花以外の部分もボケていて、いい感じだ。

対して、こちらはRF24-105mm F4-7.1 IS STM。絞りはF7.1になってしまう。

背景の古民家にも、草木全体にもかなりピントが来るので、雰囲気はだいぶなくなってしまう。これが10万円の差というものだ。

玉ボケが出るLuxuryさ

違いはそれだけではない。名前からも分かるように、RF24-105mm F4 L IS USMはUSM、つまりキヤノン必殺の超音波モーターを使っている。対して、RF24-105mm F4-7.1 IS STMがSTMモーター。動作音がするし合焦速度にも差があるらしい(私にはよく分からなかったが)。

また、RF24-105mm F4 L IS USMは『L』レンズ。ボディに赤いラインが入ってることからも分かるように『Luxury』なレンズなのだ。

人物の背後にクリスマスツリーを入れてみたが、大きくボケて玉になる。標準レンズでこのボケを楽しむには18万4800円必要ということだ。世間は厳しい。

取材のメインウェポンだからこそ、軽い方を選ぶ

さて、いろいろ書いてきたが結論として私は、RF24-105mm F4-7.1 IS STMを選ぶことにした。

まず、軽さ。取材記者としてはフットワークが大事だ。軽かったら、それだけ躊躇せず現場の中心に入っていくことができる。振り回せるから、こういう絵が手軽に撮れるのだ。

これは、先日のフェアレディZの試乗の時に助手席から撮ったものだが、振り回せるのと、24mmの広角端だからこういう写真が撮れる。

また、重要なポイントとして、カメラ本体との協調制御で8段分の手ブレ補正が使えるというのもある。リーズナブルなカメラやレンズでも、テクノロジーの力で従来以上のパフォーマンスを発揮しようというのが、RFレンズのリーズナブルなラインアップのコンセプトであるように思える。そういう意味で、このRF24-105mm F4-7.1 IS STMは非常にRFレンズらしいレンズなのだ。

もうひとつ考えていることがある。今回は、同時にRF35mm F1.8 MACRO IS STMと、RF85mm F2 MACRO IS STMを購入しようと思っている。

雰囲気のある写真、背景をボカす写真は、この2本の単焦点レンズに任せようと思うのだ。それぞれF値は1.8と2なのだから、F4通しよりもはるかにいい絵が撮れるはずだ。

この2本を別に買うことで、標準ズームは「手ごろな価格で、軽くてフットワークが良い」というところにフォーカスできる。そうなると、RF24-105mm F4-7.1 IS STMの魅力ががぜん出てくる。手ブレ補正の強力さも含めて、『失敗せずに、広い領域の写真を撮る』という取材のための武器として、非常に役に立ってくれそうだ。

(もちろん、RF24-105mm F4 L IS USMも欲しいけれども……)

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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